「チームのみんなと話したら、『戻ってきてもらいたい』と言われた」
ホークスとの東カンファレンスセミファイナルに敗れたセブンティシクサーズは、束の間のオフを挟み、2021-22シーズンに向けて動き始める。
プレーオフで精彩を欠いたベン・シモンズの去就が注目されているが、チームメート、指揮官のドック・リバースから来シーズンも一緒に戦いたいと言われているのが、ベテランのダニー・グリーンだ。
今年のオフにフリーエージェントになるグリーンは、2020-21シーズンに平均9.5得点、3ポイントシュート成功率40.5%というスタッツを残した。ケガによりホークスとのシリーズ終盤戦を欠場した影響は大きく、もしアウトサイドシュートを得意とし、ディフェンスでも貢献できるグリーンがプレーできていたら、また違った結果になっていたかもしれない。
シーズン最後の会見で、グリーンはリバースらから球団と再契約するよう求められたと明かしている。「チームのみんなと話したら、『戻ってきてもらいたい』と言われた」
「まだ何も考えていないよ。シーズン最後のミーティンが終わったばかりだし、これはビジネス。ただ、短い間だったけれど、ファミリーのような感覚を味わうことができた。これまでに所属したチームも、全部家族のようなものだった。素晴らしいシーズンになったよ」
「いつだって、求められるのはうれしいもの。ただ、まだ考えられていない。フリーエージェント選手との話し合いが始まる8月まで時間があるからね。これからは、オフシーズンを満喫させてもらう」
プレーだけでなく、リーダーシップでも違いを生み出せる経験豊富なグリーンは、これから少し休息を取り、次の契約先決定を含めて、新シーズンへの準備を進める。