女子日本代表

写真=Getty Images

格下のタイを相手に91-41と大勝、グループリーグ突破

アジア競技大会を戦うバスケットボール日本代表。男子は不祥事で大揺れに揺れているが、女子は若手中心のBチームながらも『アジアの女王』の貫禄を見せ、グループリーグ最終戦のタイ戦に勝利。中国との強豪対決を落としたものの、香港、モンゴル、タイには危なげなく勝利し、3勝1敗でグループリーグ突破を決めた。

格下のタイ相手に、日本代表は危なげない戦いぶりを見せた。宮崎早織の3ポイントシュートで先制すると、篠崎澪、渡邉亜弥、中田珠未がスピーディーかつパワフルなバスケットを展開。第1クォーターの最後を10-0のランで締めて28-10と大量リードを奪うと、セカンドユニット主体の第2クォーター途中にも20-0のランと圧倒。前半を50-23と圧倒し、さらには最終クォーターで失点わずか2の21-2と大差を付け、91-41で勝ち切った。

男子による騒動の余波がなかったわけではないだろうが、キャプテンを務める篠崎澪は「私たちが頑張ることができるのはプレーすることだけ。目の前の試合に集中するだけです」と言い切る。大学生プレーヤーながら先発に定着、Aチームのトム・ホーバスからも高い評価を受ける中田珠未は「決勝トーナメントでは相手も強くなるので、40分間日本のスタイルを出し続けられるように準備していかなければなりません」と気を引き締めた。

これでチームはベスト8進出。準々決勝の26日まで日程が空くが、金メダル獲得を目指して万全の準備をしてもらいたい。

アジア競技大会 女子日本代表
2 竹原レイラ (PF / 三菱電機 コアラーズ)
3 馬瓜ステファニー (SF / トヨタ自動車アンテロープス)
9 鈴木知佳 (C / 日立ハイテク クーガーズ)
11 篠崎澪 (SG / 富士通レッドウェーブ)
14 安間志織 (PG / トヨタ自動車 アンテロープス)
22 河村美幸 (PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
23 永田萌絵 (PG / 東京医療保健大学)
27 林咲希 (SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
32 宮崎早織 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
33 中田珠未 (PF / 早稲田大学)
45 渡邉亜弥 (SG / 三菱電機 コアラーズ)
66 梅沢カディシャ樹奈 (C / JX-ENEOSサンフラワーズ)
[ヘッドコーチ]薮内夏美