カワイ・レナード

「自分たちはセルフィッシュなチームではない」

ジャズとの西カンファレンスセミファイナル第1戦から連敗を喫したクリッパーズだったが、現地12日に行われた第3戦は132-106で勝利し、シリーズ初勝利をあげた。

第3戦では、カワイ・レナード(34得点12リバウンド5アシスト)とポール・ジョージ(31得点3リバウンド5アシスト)だけで合計65得点を記録し、勝利に貢献した。

ダブルエースの活躍で待望のシリーズ1勝目を手にした試合後、レナードはジョージとの連携について「自分たちのケミストリーは進化している。ヘッドコーチが変わって、僕たちはあらためてコート上でのケミストリーを構築している」と語った。

この日のクリッパーズは、ジョージとレナード以外にも、ニコラ・バトゥームが17得点7リバウンド、レジー・ジャクソンも17得点で勝利に貢献した。レナードは「以前も言ったように、自分たちのどちらか、もしくは他のチームメートの調子が良ければ、その選手にボールを渡す」と答えた。

「レジーもニコも素晴らしかった。自分たちは、セルフィッシュなチームではない。僕たちは、コート上で正しいプレーをするように心がけているんだ」

レナードは、第3戦の勝因をこのように語った。「今日の試合ではシュートを決められた。第2戦でも、試合終盤にオープンな状態でシュートを打てたけれど、外してしまった。今日の試合では決めることができた。(第2戦との違いは)チームとしての努力。よりフィジカル色の強いプレーをして、ボックスアウトで負けず、より多くのリバウンドを取れた」

レナードから名前を挙げられたジャクソンは、ジョージがコート上で見せたエネルギーのおかげで、チーム全員が勢いに乗れたと話す。そして、「第4戦では、攻守両面でもっと良いコミュニケーションが取れる」と続けた。

この日の勝利でクリッパーズがシリーズの流れを変えられるかどうか、第4戦は、本拠地ステイプルズ・センターで現地14日に行われる。