コー・フリッピン

沖縄アリーナでのチャンピオンシップでは千葉の勝利の立役者に

琉球ゴールデンキングスは今日、ポイントガード兼シューティングガードのコー・フリッピンを獲得したことを発表した。

アメリカ出身で日本国籍を持つ現在25歳のフリッピンは、アメリカの大学で力を磨いた逆輸入ルーキーとして2019-20シーズンに千葉ジェッツに加入した。加入当初はなかなかチームにフィットできずに苦しんだが、シーズン中盤からローテーション入りを果たすと持ち前の身体能力を生かした豪快なプレーで存在感を高めていった。2年目の今シーズンもレギュラーシーズンはプレータイムが安定しなかったが、ポストシーズンではその勝負強さを発揮。特に沖縄アリーナで行われた琉球とのセミファイナルでは平均15.7分のプレータイムで平均9.6得点を挙げる活躍で、チームのファイナル進出に貢献した。

琉球の安永淳一取締役は、次のようにフリッピンを紹介している。「コー・フリッピン選手は、キングスがホームコートアドバンテージを持って挑んだチャンピオンシップ・セミファイナルで、エネルギー溢れるプレーでキングスのファイナル進出を阻みました。沖縄県出身のお母様に育てられ、沖縄を自分のルーツと言い、沖縄への愛を強く持つ選手です」

そして「爆発力を持ったフリッピン選手の加入は、キングスに新たな風を吹かせます」と期待を寄せている。

フリッピンはクラブを通して、次の意気込みを語っている。「沖縄は、私のルーツ、アイデンティティーでもある特別な場所です。チームに最大限の成功をもたらすため、私のベストを尽くすことを約束します。みなさんにお会いするのを楽しみにしています」