「勝利するために持てる力すべてをコートで出し切りました!」
千葉ジェッツは今日、シャノン・ショーターとの契約満了、また双方合意で来シーズンの契約を更新しないことを発表した。
ショーターは今夏に32歳となる、スキルとフィジカルを兼ね備えたフォワード。メキシコやイスラエル、オーストラリアや韓国など様々な国を渡り歩いたが、Bリーグになる前の2015-16シーズンには、大野篤史が当時アシスタントコーチを務めていた広島ドラゴンフライズでプレーした経験もある。ヘッドコーチとなった大野の下でプレーするようになった今シーズンは、レギュラーシーズンの54試合に出場して11.9得点、3.6アシストをマークした。
ボールを持って仕掛けることでリズムに乗るタイプなだけに、富樫勇樹とのバランスを取るのは簡単ではなく、シーズン中盤からは先発を外れてセカンドユニットの得点を担うことに。それでも経験豊富で勝負どころにギアを上げられるタイプで、レギュラーシーズン最後の7試合はすべて2桁得点を記録している。
チャンピオンシップになるとさらに調子を上げて、ディフェンスの強度が高まりテンポが上がらない中でも12.5得点、3.8アシストと逆にスタッツを上げた。この時には富樫との役割分担も整理でき、富樫にマークが集まる状況でショーターが仕掛けることで相手に的を絞らせないオフェンスを展開。セミファイナルで琉球ゴールデンキングス、ファイナルで宇都宮ブレックスと、堅守自慢のチームを次々と破ってのBリーグ初優勝に、ショーターは大きな貢献をしている。
契約満了を伝えるクラブからのリリースで、ショーターは次のコメントを発表している。
「今シーズン、チャンピオンシップへの道のりをサポートしてくださった素晴らしい千葉ジェッツブースターの皆さん、ありがとうございました!皆さんの愛を感じました。また皆さんの前でプレーできることを願っていますし、またチャンピオンシップで勝利したいです!そして、今シーズンを特別なものにしてくれた素晴らしいチームメートにも感謝します。私達の絆は本物です!」
「最後に、私を千葉ジェッツの勝利のために必要だと信じてくれた大野コーチに感謝を伝えたいです。彼やチームスタッフからたくさんのことを学びましたし、ともにチャンピオンシップで勝利するために持てる力すべてをコートで出し切りました!」