須田侑太郎

フィジカルの強さと機動力を兼ね備えた実力派フォワード

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、須田侑太郎と2021-22シーズンの選手契約を結んだことを発表した。

須田は190cm87kgのシューティングガード兼スモールフォワードで、リンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)でプロキャリアをスタートさせ、その後は琉球ゴールデンキングスを経て2019-20シーズンからの2シーズンをA東京で過ごした。フィジカルの強さと機動力を生かし、A東京では昨シーズンからローテーション入りし、主にシックスマンとしてチームに貢献。今シーズンは49試合に出場し、平均プレータイム19.1分で6.3得点、1.4リバウンド、1.5アシストを記録しており、シーズン終了後に自由選手交渉リスト入りが発表されていた。

名古屋Dからのリリース内で須田は、次のようなコメントを発表している。「歴史ある素晴らしいクラブの一員になれたことを大変嬉しく、光栄に思います。 自身を高めていくことは勿論、ドルフィンズがさらにステップアップできるように尽力いたします! 必ずチャンピオンシップの切符を勝ち取り、ファイナルの舞台に立てるように全身全霊を懸けて闘います!」

名古屋Dは32勝24敗でチャンピオンシップ進出は果たせず。シーズン終了後にはヘッドコーチが梶山信吾からショーン・デニスへと代わり、長く司令塔を務めた笹山貴哉が自由選手交渉リスト入りするなど変革の時期を迎えている。宇都宮、琉球、A東京と優勝候補のチームを渡り歩いてきた須田ももう28歳と若手と呼ばれる年齢ではない。チームの中心を担い、名古屋Dを『勝てるチーム』へと変える働きに期待したい。