ドノバン・ミッチェル

ゴベア「ドノバンと一緒にプレーするのは楽しいよ」

ジャズの3勝1敗で迎えたグリズリーズとの第5戦、第1クォーターを47-27と圧倒し、そのまま押し切ったジャズが126-110で勝利し、セミファイナル進出を決めた。

第1クォーターの出来が勝負を分けた。ジャズは少しのズレから次々と3ポイントシュートを放ち、高確率で沈めていく。試合開始3分、ドノバン・ミッチェルが2本目の3ポイントシュートを沈め9点差としたところで、グリズリーズは早くもタイムアウトを要求することに。

すると、ミッチェルは3ポイントシュートを警戒する相手の裏をかきドライブから次々と得点。守りどころを絞らせず、トランジションも機能したジャズは試合開始から19ポゼッション中16ポゼッションで得点し、3ポイントシュートを10本中8本を成功させた。こうして、47-27と第1クォーターを支配し、クラブのプレーオフでの1クォーター最多得点記録を塗り替えた。

第3クォーター中盤、ベンチから24得点を挙げたジョーダン・クラークソンの3ポイントシュートが決まり、この日最大となる35点差をつけ、グリズリーズを退けた。

勝敗が決していたこともあり、終盤に失速したが、ジャズのフィールドゴール成功率は51.6%と高かった。指揮官のクイン・スナイダーは「本当によくボールが動いていた。思い通りにボールを動かすには、お互いにスペースを確保することが重要。我々はパスとシュートをする意欲があった」とオフェンスについて言及した。

ミッチェルは29分間のプレータイムで30得点10アシストと圧巻のパフォーマンスを見せた。ルディ・ゴベアは「ドノバンは毎年良くなっている。彼が戻ってきたことがカギで、今の僕たちにとって大きな意味を持っている。ドノバンと一緒にプレーするのは楽しいよ」とエースに賛辞を送った。

ミッチェルは右足首の捻挫でレギュラーシーズン終盤の数試合を欠場した。ミッチェルが欠場したシリーズ第1戦を落としたが、復帰後は4連勝しファーストラウンドを突破した。セミファイナルではクリッパーズvsマーベリックスの勝者と対戦する。