写真=Getty Images
キャンプを優先するチームが出場の許可を出さない可能性
バックスのエース、ヤニス・アデトクンボが、9月に予定されているワールドカップ・ヨーロッパ2次予選にギリシャ代表として出場しないことが濃厚と、『TalkBasket』が伝えた。
欧州予選のグループLに組み分けられたギリシャは、9月13日にセルビア、9月16日にジョージアと対戦する予定だが、『TalkBasket』によれば、バックスは8月27日から合同練習を開始する関係で、エースであるアデトクンボに代表戦出場の許可を与えない可能性が高いという。
バックスは、このオフに昨シーズンまでホークスを率いたマイク・ブーデンホルザーを新ヘッドコーチに起用し、これまでと異なるスタイルを導入しようとしている。当然、チームの中心であるアデトクンボがいなければ新チーム作りは始められないため、試合時期が重なってしまった代表戦出場を認めるとは考えにくい。
ギリシャは現在グループ2位につけているものの、エースが不在では苦戦は免れないだろう。NBAは、選手の休養日を可能な限り多く設けることを目的とし、昨シーズンから開幕時期を10月中旬に早めたほか、連戦の日程を減らす努力を続けている。だがこの変更により、代表戦に影響が出てしまうことが予想される。
アデトクンボのケースと同様に、ワールドカップ予選を欠場するNBA選手が続出するようなら、各国の代表ヘッドコーチは頭を抱えるに違いない。