トバイアス・ハリス

ベン・シモンズもプレーオフキャリアハイの15リバウンド15アシスト

現地23日に行われたプレーオフファーストラウンド第1戦、ウィザーズvsセブンティシクサーズの一戦は、トバイアス・ハリスがプレーオフキャリアハイの37得点、ジョエル・エンビードが30得点、ベン・シモンズが15リバウンド15アシストを記録し、シクサーズが125-118でシリーズ初勝利を挙げた。

第2クォーター序盤までにエンビードが3回目の個人ファウルをコールされてベンチに下がらざるを得なかった状況で、オフェンスを牽引したのは前半だけで28得点を挙げたハリスだった。後半はエンビードが本来のリズムでプレーし、マティース・サイブルらの固いディフェンスで流れをつかんだシクサーズが試合をモノにした。

エンビードは、オフェンスを引っ張ったハリスを「自分がベンチに下がっていた時間帯、彼のおかげでウチは試合を壊さずに済んだ。とても大きかったよ」と称賛。序盤のファウルトラブルに関しては「フラストレーションが溜まった。でも、集中し続けないといけなかった」と、振り返った。

勝利の立役者となったハリスは「自分の力は分かっているし、自分のゲームに関しても理解している」と、落ち着いた口調でコメントした。

指揮官のドック・リバースは、リバウンドとアシストでプレーオフキャリアハイを記録したシモンズを「特別な存在だった」と絶賛している。「彼がガード下相手は、誰だろうと得点に苦しんでいた。そしてウチの得点を演出し、リバウンドを記録し、トランジションから3ポイントのチャンスを作ってくれた。彼のような選手は、このリーグでも稀有な存在だ」

敗れたウィザーズは、ブラッドリー・ビールが33得点10リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが16得点14アシスト、八村塁が12得点だった。

ビールは「個人としても全然良いプレーができなかった」と、負けを悔やんだ。「チームとしても良いプレーができていなかった。でも僕たちはまだまだ上のレベルに到達できる」

第2戦は、現地26日に再びフィラデルフィアで行われる。