山内盛久

伊佐勉ヘッドコーチのスタイルを体現していた2人が契約満了に

サンロッカーズ渋谷は今日、野口大介と山内盛久が契約満了となることを発表した。

山内はBリーグ初年度を終えた2017年に生え抜きとしてプレーしていた琉球を離れてSR渋谷に加入。同じタイミングで琉球から移り、アシスタントコーチからヘッドコーチとなった伊佐勉の下で、そのバスケ観を司令塔としてチームに根付かせるゲームメークを見せた。

今シーズンは52試合に出場、14.4分のプレータイムで3.4得点、2.3アシストを記録。スタッツ以上に独特のテンポでオフェンスが停滞した時に流れを変えた。リリースでは「4シーズン色んな経験をさせてもらいました。その中でも天皇杯優勝は自分のバスケット人生でも最高の瞬間でした。それをサンロッカーズファンの皆さんと一緒に共有出来たのは嬉しく思います。寂しい気持ちがありますが、この経験を次のステップに活かせるように頑張ります」とのコメントを発表している。

野口は間もなく38歳となるチームの最年長プレーヤーで、長くプレーしたレバンガ北海道を離れた2019年にSR渋谷に加入。外国籍選手に押されてプレータイムが短いのが常の日本人ビッグマンだが、矢継ぎ早に選手を入れ替えてプレー強度を常に高く保つ伊佐ヘッドコーチの下で、短い時間でエネルギッシュにプレーしたり、試合の流れを落ち着かせたりと、『繋ぎ』ではあれ信頼できるロールプレーヤーとして活躍した。

今シーズンの野口は、外国籍選手のケガが重なる状況で60試合中57試合に出場。うち6試合は先発も務め、10.3分の出場で3.4得点のスタッツを残している。契約満了のリリースでは「2年間でしたがサンロッカーズ 渋谷の一員となって戦えた事を嬉しく思います!色々な事を経験出来た最高に楽しい2年間でした!」とのコメントを発表している。