マイケル・ビーズリー

写真=Getty Images

「レブロン移籍後に自分が加入するとは思えなかった」

レブロン・ジェームズ加入で注目度が増しているレイカーズにおいて、『個性派』揃いのベテランたちの存在感も際立っている。

レブロンとの契約後、レイカーズはラジョン・ロンド、ランス・スティーブンソン、ジャベール・マギー、マイケル・ビーズリーという、一癖も二癖もあるベテランを獲得。キャンプ前の時点で先発確定はレブロンのみで、残る4つのポジションをかけて若手コアとベテランが競争する様相を呈している。

おそらくレブロンの控えを務めると見られるビーズリーは、レブロン加入が決まった後、一度はレイカーズを移籍先の候補から外したと『Bleacher Report』の取材で明かした。

ビーズリーは「レブロンがロサンゼルスに移籍した時点で、レイカーズは候補から消えた」と、当時の心境を語った。「チームには若い選手が多くて、ロスターは埋まっていたからね。その時は『またボートに乗りそびれた』と思っていたんだ。だけど代理人が切り札を用意していた」

代理人がどういう方法でビーズリーを売り込んだかは分からないが、球団社長のマジック・ジョンソン、ロブ・ペリンカGMは、ニックスでの昨シーズンのプレーを高く評価している。

ビーズリーは、ニックスで74試合(先発30試合)に出場し、平均13.2得点、5.6リバウンド、1.7アシストを記録。これまでは素行面が問題視されることが多かったが、ニックスではベテランとしてチームを支え、ベンチ出場という役割でも不満を漏らさず献身的にプレーした。

ビーズリーは、マジックとの会話について聞かれると、「自分の力を信じてもらえてうれしかった。誰かに求められたことがうれしかったんだ」と答えた。

「LAで、しかもレブロンと一緒にやれるというのもプラス材料ではあった。でもレイカーズが僕の力を信じてくれたこと、自分を必要としてくれたことがすごくうれしかった。これまでは精神的にも落ちていた時期もあったし、自信を失っていた時期もあった。だから、マジックから評価してもらえてうれしかった。自分が尊敬する人が、自分のプレーについて話してくれるなんて最高だよ。求められて、褒めてもらえて、本当に感動した」

2008年のドラフト全体2位指名を受けたビーズリーは、移籍を繰り返すジャーニーマンとしてのキャリアを歩んでいる。レイカーズとも1年契約だが、与えられた役割をこなしてチームの勝利に貢献できれば、来シーズンも戦力として評価されるだろう。尊敬するマジック・ジョンソンのチームで、『兄貴』のように慕うレブロンとともに、名門復活に力を尽くす。