川島悠翔

川島悠翔は198cmのサイズを誇るパワーフォワードで、今年1月のJr.ウインターカップではNLG INFINITYのエースとしてチームを準優勝に導くとともに、大会ベスト5に選ばれた。あと半月後に16歳になる彼は、この4月に福岡大学附属大濠に入学。ゴールデンウィーク明けのインターハイに向けた地区予選でプレータイムを与えられた川島は、福岡第一の留学生プレーヤーとも臆することなくマッチアップ。試合には敗れたが、10得点9リバウンドを記録してスケールの大きさは十分に感じさせた。その川島に、高校バスケでの抱負を聞いた。

「みんな本気でやっているのでバスケがすごく楽しいです」

──まずは自己紹介をお願いします。

群馬大学教育学部附属中学校から来ました、川島悠翔です。片峯(聡太)先生の指導方針だったり、練習を見に行った時の雰囲気も良くて、先輩も良い人たちばかりだったので、自分の将来を考えて「ここならすごく成長できる」と思って大濠に来ました。

得意なプレーはドライブです。他の人より長い足を生かして、大きな一歩で相手を抜き去るプレーです。ダンクもできます。苦手なプレーはパスですね。ドライブに行った時に周りが見えていないことも多々あったので、そういったところをちゃんと高校では練習したいと思っています。

──大濠で実際にバスケをプレーすることになって、イメージしていたものと実際の違いはありますか?

中学とは全然違うイメージですね。フィジカルもやっぱり強いですし高さもありますし、戦術も細かくて慣れるまでは大変だと思います。あとはディフェンスでゾーンができるので、プレーにいろんな幅が増えますし、その分だけ攻めづらかったり、チームでやっていかないと勝てないので、そこを学びたいです。練習でも分からないことがあれば必ず聞くようにしていて、先輩がちゃんと答えてくれるのですごくやりやすいし、みんな本気でやっているのでバスケがすごく楽しいです。

──親元から離れての寮生活をスタートさせたばかりです。バスケ以外の生活はどうですか?

寂しさは少しありますけど、ワクワクはすごくしています。初めての寮生活なので緊張したんですけど、先輩が優しく教えてくれたので楽しいですね。

──コーチや先輩からかなり期待されていると思いますが、プレッシャーにはなりませんか?

今は全然大丈夫なんですけど、やっぱり少し不安もありますね。こうやって自分が高校に入って、中学とは違って上手くプレーできないことが多くなったので、自分は期待されているのに大丈夫なのかなとか、本当にそんなに期待されているのかなとか思ってしまうんですけど、そういうのはあまり考えないようにして、これからの目標だったり、自分が今何をしていけばいいのかとか、そういうことを今は考えて頑張っています。オールラウンダーのプレーを目指しているので、ドリブルだったりシュートだったり、あとは海外も視野に入れているので留学生に負けない力だったり、フィニッシュ力とかも身に着けたいと思っています。

川島悠翔

「チャンスがあったら海外に行きたいと思います」

──海外を視野に入れているということですが、具体的に目標としているようなことはありますか?

NBAを目指しているので、チャンスがあったら海外に行きたいと思います。渡邉雄太選手も八村塁選手もすごく活躍されているので、いつかその人たちとマッチアップできたらいいなと思っています。

──ライバルと思う選手や目標にしている選手はいますか?

目標としている選手はレブロン・ジェームズさんです。やっぱり身体能力が違いすぎるので、あまり参考にはできないんですけど、メンタル面だったり叩かれるってこともレブロン・ジェームズさんは結構経験してきたのに、プレーでそういうところを出さないというのがやっぱりすごいメンタリティだし、コービー・ブライアントさんのメンタリティみたいなものも、練習への意欲だったりバスケ人生をいろんな視野から見て、自分が今何をすべきとかそういうメンタル部分をすごい参考にはしています。

NBAはあまり見ていなかったんですけど、注目され始めてから自分はどういう気持ちでこれから練習に励んでいこうかと考えた時、すごく有名な人たちはどうやってプロの世界で生き抜いているのかと考えて、自分で調べました。そしたらそういう情報が出てきて、すごく勉強になると思ってみています。

──大濠に来て今のところの手応えはどうですか?

自分の強みであるドライブとかは使える、高校生相手でも効いていると感じましたね。あとはシュートの部分でキックアウトだったりパス回しが高校生は上手いので、シュートを打つタイミングだったり確率とかがすごく大事になってくるのですが、そこはあまり自分は決めきれていない部分が多いと思っているので、そういうところをちゃんとシューティング、自主練習をして決めたいと思っています。

──練習からダンクを決めまくっていましたが、ダンクはいつぐらいからできるようになりましたか?

中2の5月くらいに初めてダンクをすることができて、そこからいろんなバリエーションを増やして、ジャンプ力も上がっていったので何回もダンクをチャレンジして、去年初めて試合でダンクを成功させることができました。全国大会でも決めることができたので、そこはうれしいです。やっぱりダンクは超気持ち良いので(笑)。

片峯颯太&川島悠翔

「失敗が多いのですが、それでもチャレンジしていきたい」

──先週末にはインターハイの地区予選で福岡第一と対戦しました。実際に高校のトップレベルでの試合を経験して、どんな手応えを得られましたか?

「高校はすげーな」と思いました。留学生がいることと、ゾーンに慣れていないことがまずありました。オフェンスでもチームの動きがあるのですが、試合中は臨機応変に動かないといけないのにできてなくて、上手くいかない部分が多かったという印象です。留学生とのマッチアップについては、外のプレーは抜くこともできたし強気で行けました。リバウンドも留学生に負けずに頑張ることができたと思います。

ワクワクしたし、ドキドキしたし、反省だらけだし、全部です。負けたのがすごく悔しかったし、自分のミスも何回もあって、そのせいで負けたとは思いませんが、そのミスがなければ接戦になったと思うので、そこで自分がもっとチームで生きるようにならないといけないと思いました。

──それでも本番は3週間後、県予選の決勝で福岡第一とは再び対戦すると思います。福岡県からインターハイに行けるのは1チームだけなので、ここで勝たないといけない。どんな気持ちで臨みますか?

去年はコロナで大会がなかったので、今の3年生にとってインターハイはこれが最初で最後になります。絶対に勝つという気持ちが出すぎると試合では緊張してしまうので、そこから少しだけ気楽に、試合を楽しんで、でもやっぱり勝ちにいきたいです。前の試合では自分の動きのミスでチームのバスケを乱してしまうことがあったので、まずはチームとして戦うこと。自分もチームの流れの中でアタックして、フィニッシュしたいです。

──U19の日本代表にも選ばれて強化合宿に参加しています。どんな経験でしたか?

行く前はすごく緊張しました。テレビで見ていたような選手たちばかりで、自分はできるのかとも思ったんですけど、失敗してもいいから自分にできる最大限のことをどんどんチャレンジしようと思って行ったので、自分のプレーはできました。

──まだ入学したばかりですが、自分がエースだという気持ちなのか、まだまだ不安なのか、どんな意気込みですか?

まだ自分は失敗が多いのですが、それでもチャレンジしていきたいと思っています。日本一になろうとしているチームでみんな上手いので、先輩たちの上手い部分を自分に取り込んで良い選手になろうと思います。まだまだ未熟ですが、日本一の選手を目指して頑張りたいと思います。ダンクはもちろん、ウインドミルもできるようになるので見ていてください。応援よろしくお願いします。