ジェームズ・ハーデン

「どういうプランが最善かを判断しないといけない」

ネッツのジェームズ・ハーデンは、4月に入ってハムストリングのケガで2試合を欠場した後、復帰した4月5日のニックス戦でわずか4分プレーしただけで再びハムストリングを痛めてから欠場が続き、プレーオフに間に合うかどうかも分かっていない。

優勝を狙うネッツにとって、ケビン・デュラント、ハーデン、カイリー・アービングの『ビッグ3』は欠かせない戦力だ。その一人が欠けることになれば、他の選手で穴を埋めなければいけなくなる。

指揮官のスティーブ・ナッシュは、現地10日にハーデンがレギュラーシーズン中に復帰する可能性について聞かれた際に、「可能だとは思うが、1日ごとの状態を把握しないといけない」と答えた。「彼は強度の高い練習を続けている。良い反応も出ているから、今のところはポジティブだ。今日、明日、そして水曜と彼の状態をモニターすることが重要で、どういうプランが最善かを判断しないといけない」

東カンファレンス2位のネッツは、レギュラーシーズン残り4試合でブルズ、スパーズ、ブルズ、キャバリアーズと対戦する。3位以上でのプレーオフ進出は確定しているため、ハーデンを無理に復帰させる必要はない。ただ、ポストシーズン前に実戦をこなすことができれば、それだけ試合勘の戻りも早くなる。

ナッシュは「今は約束できることは何もない」としつつ、ハーデンを今後4試合のどこかで復帰させる可能性も完全には否定しなかった。「今はその時の状況を見ながら、堅実な判断を下そうとしているところ。ただ、彼が残り4試合のうち、1試合か2試合プレーできる可能性もある」

ネッツは今シーズンの優勝を実現させるために、開幕後の大型トレードを実現させてハーデンを獲得した。優勝以外は失敗とみなされるプレーオフで、ハーデンが司令塔としてチームをリードできるか、今後のナッシュ、球団の決定に注目だ。