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シャック、アイバーソン、ヤオが真の『レジェンド』に

現地9月9日にマサチューセッツ・スプリングフィールドでバスケットボール殿堂入り式典が執り行われ、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ヤオ・ミンら10人が殿堂入りを果たした。

2016年から殿堂入り候補資格の基準が変更され、現役引退から4シーズンが経過すれば殿堂入り候補の資格保持者と改められたことで、オニール、アイバーソン、ヤオが揃って殿堂入りを果たすこととなった。

現役時代、『歩く万里の長城』と呼ばれた中国出身のヤオは、式典で一番最初に壇上に上がると、「私がトップバッターと聞いて、誰かがミスを犯したのだと思いました」というジョークで会場の雰囲気を和ませた。

上下黒のスーツ、シャツ、ネクタイに、現役時代から続けるコーンローというお馴染みのスタイルで登壇したアイバーソンは、スピーチ前から大歓声で出迎えられた。「私を愛し、祝福してくださる神様に感謝しています」と話し始めた彼は、自身の生き方についてこう語った。

「今の自分でいられることに何の後悔もありません。家族、チームメート、ファンに愛される男でいられるのだから」

多くのレジェンドたちが壇上に上がった中、トリを務めたのはオニール。現役時代からユーモアセンスに優れ、お茶目な一面を持つオニールは、レイカーズ時代に力を合わせて3連覇を達成しつつ、不仲により一時決裂するまでに至ったコービー・ブライアントとの関係性をブラックジョークに変え、笑いを取ることを忘れなかった。

「彼は自分をチームから追い出し、ヒートへのトレードを手伝ってくれたんだ」

3人に加えて、27年間審判を務めたダレル・ギャレットソン、全米バスケットボールコーチ協会の年間最優秀コーチに選出されたトム・イゾー、プロリーグ初のアフリカ系アメリカ人コーチのジョン・マクレンドン、WNBAで優勝4回を果たしたシェリル・スウープス、ベテラン部門からゼルモ・ビーティ、早期アフリカ系アメリカ人パイオニア部門からカンバーランド・ポージー、功労者部門からジェリー・ラインズドルフが新たにバスケットボール殿堂入りを果たしている。