名古屋ダイヤモンドドルフィンズがシーズン最終戦で延長の末に琉球を撃破も、チャンピオンシップ進出を逃す

名古屋ダイヤモンドドルフィンズがシーズン最終戦で延長の末に琉球を撃破も、チャンピオンシップ進出を逃す

2021/05/02 20:37
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

第1戦と同じ展開になるも、冷静さを保ち延長の末に勝利

名古屋ダイヤモンドドルフィンズがホームに琉球ゴールデンキングスを迎えたレギュラーシーズン最終節のGAME2は、延長戦の末に93-88で勝利した。

名古屋Dはゲーム序盤からペイントエリア内でのディフェンスを徹底する。特に琉球の大黒柱であるジャック・クーリーにはインサイドでポジションを取らせずに、ボールが渡ってもダブルチームを仕掛けて自由を与えない。クーリーが得意とするオフェンスリバウンドも3人がかりで対応することで、前半はクーリーを4得点1リバウンドに抑えることに成功した。また、スイッチディフェンスを徹底してピックからのペイントアタックを封じ、ミスマッチが生まれてもカバーに入ることで対応していく。こうしてドウェイン・エバンスも前半は1得点に抑えた。

オフェンスでは全員でバランス良く得点を重ねていく。インサイドではジャスティン・バーレルが満原優樹とのミスマッチを突いて得点し、ピックやキックアウトでズレを作ってはレオ・ライオンズや笹山貴哉が3ポイントシュートを沈めて、前半だけで13本中7本の3ポイントシュートを決めた。こうして外と中から得点を重ね、第3クォーターの残り6分半には52-32とリードを20得点にまで広げた。

一方の琉球は、今村佳太や田代直希が3ポイントシュートやアグレッシブなドライブで奮闘したが、なかなかリズムをつかむことができない。それでも第3クォーターの残り1分41秒、バーレルからファウルを受けながらも、クーリーがシュートをねじ込んでバスケット・カウントを奪ったのを機に流れが変わり始める。

最終クォーターに入った時点で琉球は12点のビハインドを背負っていたが、ここでディフェンスのギアを上げる。名古屋Dの外国籍選手に対してダブルチームを仕掛けて、ターンオーバーを誘発しては攻めに転じる。また、司令塔の並里成がドライブでディフェンスを引き寄せてクーリーのスペースを作り出して、オフェンスを活性化させる。クーリー自身もこれまではペイントエリアで構えることが多かったが、この頃にはフリースローラインあたりまでプレーエリアを広げ、ミドルからの得点も増やしていった。また、ゴール裏まで切り込んだ並里に対して、今度は今村が合わせに入るなどチームとして噛み合い始めた琉球は、残り2分42秒にエバンスがバーレルとの1on1からフェイダウェイシュートを沈めて、ついに逆転に成功した。その後は40分間では決着がつかず、75-75で延長戦へ。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

梶山ヘッドコーチ「選手たちは最後まで頑張ってくれました」

第1戦で最大16得点のリードを奪っていたにもかかわらず逆転負けを喫した名古屋Dだが、梶山信吾ヘッドコーチが「今日もゲームの入りは良かったですが、後半で追いつかれました。それでも昨日と違ったのはしっかり強い気持ちで冷静に判断ができたこと」と振り返ったように、相手のファウル状況を見つつ、冷静にプレーを進めた。

延長戦に入った時点でチームファウルが5つに達していた琉球に対して、レオ・ライオンズがインサイドで積極的に攻めてファウルを誘いフリースローをモノにしていく。それでも岸本隆一にディープスリーを許したりとなかなか突き放せない時間帯が続いたが、ここで司令塔の齋藤拓実がゲームを支配する。

齋藤は積極的に1on1を仕掛けると、シュートが入らなくても必ずファウルをもらうことで得点へ繋ぐ。また、フローターを打つと見せけてコーナーでフリーになった安藤周人の3ポイントシュートをお膳立てするなど、持ち前のゲームメーク力を発揮。そして残り22秒にはディフェンス3枚に対して、一瞬生まれたスペースを突いて3点プレーとなるバスケット・カウントを奪うことで琉球を突き離して、勝利を収めた。

名古屋Dは今シーズン最後の試合を勝利で終えたが、この日はシーホース三河が三遠ネオフェニックスに勝利したことで名古屋Dと争っていたチャンピオンシップ最後の1枠を確保した。梶山ヘッドコーチは「残念ながらチャンピオンシップに進むことはできませんが、それはヘッドコーチの僕の責任だと思います。選手たちは本当にこの長いシーズン、大変な状況の中でチームプレーを徹底してくれたと思いますし、最後まで頑張ってくれました」と言う。

「昨日負けた時点でチャンピオンシップ進出が厳しいことは分かっていましたし、チャンピオンシップに行けないことが分かった瞬間は落胆しました。それでも今日はホーム最終戦でファンの皆さんに勝利することで恩返しができて、胸を張って終えることができました」

一方、琉球の藤田弘輝ヘッドコーチは「嫌な流れが続くタフな試合状況となりました。そんな中、後半はしっかり立て直して全員でファイトできたことは良かったと思います」と振り返りつつ、チャンピオンシップに向けてこう続けた。「チャンピオンシップでも同じような展開は必ず来ると思っているので、そこに直面した時に落ち着いて自分たちがやってきたプレーを継続して行えるようにしていきたいです」

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