レブロン・ジェームズ

プレーオフに向けて自信「目の前の試練を楽しみにしている」

足首の負傷により6週間に渡り戦線離脱していたレブロン・ジェームズが、現地4月30日のキングス戦で復帰した。

レブロンは先発として32分プレーし、16得点8リバウンド7アシストを記録。試合には106-110で敗れたものの、絶対的なリーダーであるレブロンがこの時期に復帰し、プレーオフに向けた準備ができるのはレイカーズにとって大きい。レブロンは、試合後の会見で「体力的な部分に関しては、まずまずだった」と、復帰戦を振り返っている。

「足首がタイトに感じる時もあったけど、6週間試合に出場していなかったのだから仕方ない。これから試合数を重ねていくことで状態は良くなっていくはずだ」

長らくチームを離れていたレブロンは、欠場中の生活について「最初の数週間は問題なかった。ケガもあって、患部の腫れもあったから基本的に家で過ごしていたし、家族も一緒だった。チームの遠征にも帯同していなかったからね」と答えたが、チームと行動をともにするようになってからが辛かったと言う。

「遠征に帯同して、ベンチで試合を見ているだけの時の方がフラストレーションが溜まったよ。チームのために何もできないのだからね。でも今はプレーできるようになって、やっとストレスから解放されたかな」

西カンファレンス5位のレイカーズは、残り9試合で4位ナゲッツと6ゲーム差のため、おそらくプレーオフではホームコートアドバンテージを得られない。それでもレブロンは「ウチにはポストシーズンでの経験が豊富な選手が多い」と自信を持っている。「ポストシーズンでの困難に直面した時の対処法も分かるし、勢いに乗る方法も分かっている。そういう経験の部分に頼ることができる」

レギュラーシーズンも残すところ9試合のみ。レブロンは「今シーズンは、長くて、それでいてあっという間」と新型コロナウイルスの影響を受けているシーズンについて語った。「あと9試合で何ができるか分からないけど、ケミストリーを育むことはできる。普段とは異なるシーズンだけど、それは他チームも同じ。こういうシーズンなのだから仕方がない。僕たちは目の前の試練を楽しみにしている」