車椅子バスケットボール男子代表、終盤に失速しトルコ相手に初戦を落とす

2016/09/09
日本代表
1405

写真=Getty Images

トルコの速攻に苦しむも、粘り強く接戦を演じる

及川晋平ヘッドコーチが掲げた「6位以上」という目標に向け、車椅子バスケットボール男子日本代表の挑戦が始まった。パラリンピックの初戦、日本は初顔合わせのトルコと対戦した。

スターティングメンバーに選ばれたのは藤本玲央、香西宏明、千脇貢、豊島英、藤井新悟の5名。立ち上がり、ノーマークを作られイージーシュートで先制されるも、香西からのパスを受けたエース藤本がミドルシュートを決めて、待望の日本初得点を記録。続けて香西が巧みなホイールさばきで相手ディフェンダーを抜き去り4-4の同点に追い付くレイアップを決める。その後は一進一退の展開となり18-20で第1クォーターを終えた。

しかし第2クォーターに入ると、日本は高確率で成功させていたシュートの精度が落ち得点を伸ばせない。その一方でトルコのエース、チェム・ジェジンチにインサイドを攻められ、ワンマン速攻を連発されて1-9のランを受ける。それでも豊島のバスケット・カウントで悪い流れを断ち切り、25-31と6点ビハインドで前半を終えた。

第3クォーター開始早々に2本のワンマン速攻を決められ10点差を付けられるが、日本は粘り強いディフェンスで相手のターンオーバーを誘発し食らい付いていく。藤本のミドルシュート、豊島のゴール下、土子大輔のフリースローで点差を詰め、41-47と6点ビハインドで最終クォーターを迎えた。

永田(左)のピックからノーマークになった土子のドライブ。ベンチからの出場で高いレベルのプレーを披露した。

終盤に訪れた悪夢の時間帯

残り8分、豊島のシュートで45-49と4点差に詰め寄り、逆転勝利への期待が高まる。しかし、ここから日本にとって悪夢の時間が始まった。

トルコのアグレッシブなディフェンスによりタフショットを強いられる場面が増えたこともあり、日本が放ったシュートはことごとくリングに弾かれた。残り1分を切ったところで藤本のシュートが決まるまでの実に7分間、日本のスコアは45のまま動かず。その間に12得点を奪われ、45-61と突き放されてしまった。

接戦を演じていたが、最終クォーターの失速により大差で初戦を落とすこととなった。

藤本が22得点、豊島が12得点、香西が11得点を記録。高さに劣る日本は29リバウンドに対しトルコは42リバウンドと圧倒された。

相手のインサイドプレーを止められず、ディフェンスリバウンドからの速攻を何本も許したことが敗因に挙げられる。また、第3クォーターまで、各クォーターの最後のポゼッションですべて得点を決められたことも、接戦を演じた時間帯が長かったにもかかわらず終始ビハインドを背負った原因となった。

次戦は日本時間の本日深夜、27時45分からスペインと対戦する。世界選手権では負けている相手で苦戦が予想されるが、まずは初戦の敗戦から気持ちを切り替え、なおかつ修正すべきところはきっちり修正することが求められる。

日本のエース藤本は厳しいマークに遭いながらもタフショットを何本も沈め、チームハイの22得点を記録した。