ヤニス・アデトクンボ

シクサーズ指揮官はスケジュールに苛立ち

2020-21レギュラーシーズンも佳境を迎え、東西カンファレンスの首位争いは激しさを増している。現地4月22日には、東の首位に立つセブンティシクサーズと3位のバックスが対戦。ホームのバックスは前半を77-60で折り返し、試合を通して40本中20本の3ポイントシュートを成功させ、124-117で勝利を収めた。

シクサーズとのゲーム差を2.5に縮めたバックスは、ヤニス・アデトクンボが27得点16リバウンド、クリス・ミドルトンが24得点、ボビー・ポーティスがベンチから23得点を記録。エースのアデトクンボは「全員が集中していた」と試合後の会見で語った。「ボールを動かしてオープンな選手を見つけて、シュートを決められたから、試合のリズムを作ることができた。守備でも集中できていたしね」

ミドルトンが試合後のインタビューで「とても大きな勝利。でも、土曜日にはまた彼らと対戦するから気は抜けない」とコメントしたように、バックスは次戦でもシクサーズと対戦する。

再び直接対決を制することができればゲーム差を1.5に縮められる上に、終盤戦に向けて勢いをつけることもできる。アデトクンボも「この時期にシクサーズのようなチームと連戦できるのは素晴らしいこと。プレーオフに向けた準備になるからね」とコメント。「お互いに今日の試合から次の試合に向けてアジャストしないといけないし、これはチームの成長にも繋がる。僕たちにとってもプラスでしかない」

バックスが3日のオフを挟んでこの日を迎えたのに対して、シクサーズは昨日のサンズ戦に続いての連戦だった。ヘッドコーチのドック・リバースは「スケジュールで負けたようなもの」とリーグに対する苛立ちを口にした。バイアス・ハリスは疲労を言い訳にこそしなかったが「今日の試合では、相手はウチのディフェンスを感じなかったんじゃないかな。あまりにも簡単にドライブさせてしまったし、好きなようにやらせてしまった」と振り返った。

体調不良により3試合続けて欠場したベン・シモンズが週末の試合で復帰できるかは分かっていないものの、首位をキープしたいシクサーズは、現地24日までに身体を休め、首位攻防戦『第2ラウンド』に備える。