ウィザーズ

父になったベルターンズ「バスケなんて簡単に感じる」

ウィザーズがホームにサンダーを迎えた一戦。前回のピストンズ戦で膝を痛めた八村塁は欠場となったが、ブラッドリー・ビールがゲームハイの30得点を記録し、ダービス・ベルターンズが6本の3ポイントシュートを成功させたウィザーズが119-107で勝利した。

ウィザーズは序盤からビールが得点を重ね、第1クォーターで2桁のリードを奪ったが、第2クォーターに失速し1点差に詰められたシーンもあった。それでも、ベルターンズのブザービーターで締め、リードを保ったウィザーズがそのまま主導権を握り続けた。

最終クォーター開始3分で2点差に迫られた際には、ロビン・ロペスが連続でフックシュートを成功させて悪い流れを断ち切った。その後、ビールを中心に点差を2桁に乗せて逆転を許すことなく勝ち切った。

ベルターンズは出産に立ち会うために2試合を欠場し、3試合ぶりの出場となったが、12本中6本の3ポイントシュートを成功させ21得点を記録した。ベルターンズは「出産に立ち会って、妻がどれだけ大変だったかを見ているので、バスケなんて簡単に感じる」と語り、新たに守るべき者ができた男の強さを証明した。

そんなグッドパフォーマンスを見せたベルターンズを信頼する、指揮官のスコット・ブルックスは「彼が毎試合12本の3ポイントシュートを打ってくれたら、私はリーグ一番のハッピーなコーチになる、彼がもっと3ポイントシュートを打つようになれば、我々はより手強いチームになる」と最大級の賛辞を送った。

チームの成長を実感するビールは「トップレベルのプレーができるようになってきた」と語り、個よりもチームを大切にしている考えを示した。「周りが得点してくれるから、僕が毎試合4、50得点する必要はない。もちろん得点王にはなりたいけど、タイトルのためだけにシュートを乱発したくない。チームをプレーオフに導きたいんだ」

今日の勝利でウィザーズは今シーズン最長となる5連勝を達成。プレーイントーナメント進出圏内となる10位ブルズにゲーム差なしの11位と食らいついている。2日間の休養を挟み、次戦は絶好調のステフィン・カリーを擁するウォリアーズと対戦する。