ポール「ただ、僕はまだ引退していないからね」
西カンファレンス2位のサンズは、現地19日に敵地でバックスと対戦し、オーバータイムの末に128-127で勝利した。
127-127の同点で迎えたオーバータイム残り0.3秒、バックスのPJ・タッカーがデビン・ブッカーに痛恨のファウルを犯した。ブッカーが2本のフリースローを獲得し、1本目を成功させて勝ち越したサンズが接戦をモノにしている。
会場のバックスファンからブーイングが起こった最後のプレーの判定について、当事者であるブッカーは「あれはファウル」と主張した。「議論にもならないと思う。審判もファウルかどうか見ていただろうし、手首のあたりを叩かれた。審判は正しい判定を下したと思うよ」
一方のタッカーは「仕方がない」とファウルを悔やんだ。「審判が下した判定。オーバータイムの終盤で、しかも同点という場面での判定だから、難しい判断だったと思う」
サンズは、ブッカーが24得点7リバウンド7アシスト、ディアンドレ・エイトンが20得点13リバウンド、クリス・ポールが22得点7リバウンド13アシストを記録した。
ポールは、通算アシスト数(10,145)でマジック・ジョンソン(10,141)を抜き、歴代5位に浮上。試合後のインタビューで「周囲の人たちに感謝している」と語った。「マジック・ジョンソンは歴代最高クラスのポイントガード。光栄なことだし、特別なことだと思っている。ただ、僕はまだ引退していないからね」と、最後にジョークを忘れなかった。