アレックス・ロドリゲスはSNSで「僕がアレックスだよ!」と回答
MLBのレジェンド、『A-Rod』ことアレックス・ロドリゲスが、米ウォルマートのeコマース戦略を主導した経営者として知られるマーク・ロアとともにティンバーウルブズの買収交渉を進めていることが明らかになった。まだ正式決定には至っていないが、2023年に両氏が新たなオーナーに就任すると見られている。
今すぐチームに何らかの影響がある話ではないが、カール・アンソニー・タウンズを始めウルブズの選手たちは、新たなオーナーが誕生することに賛成のコメントをしている。ただ、ドラフト1位ルーキーのアンソニー・エドワーズにとってはちょっとした災難となった。オンラインの会見でこの話題に触れられた彼は、怪訝な表情で「A-Rodって誰……?」と答えたのだ。
「その人がオーナーになるという話は知っているけど、誰かは分からない。僕は野球のことは何も分からないからね」と彼は言う。エドワーズはまだ19歳で、A-Rodが現役引退した時には10代前半だった。それを差し引いても、超人気球団であるヤンキースのレジェンドで、コート外でも禁止薬物の問題で大きな話題の中心にいた。スポーツを離れても、先日には歌手のジェニファー・ロペスとの婚約解消で話題となるなど今もなお『超』が付く有名人で、エドワーズが彼を知らないのは驚きだ。
それでもA-rodは気分を害すのではなく、Instagramの投稿をシェアし、笑顔の顔文字とともに「やあアンソニー、僕がアレックスだよ!」というメッセージを投稿している。
大いにウケたこの話題を受け、ティンバーウルブズと同じミネアポリスを本拠地とするMLB球団、ミネソタ・ツインズのDHとして活躍するネルソン・クルーズは、Twitterでエドワーズに「僕が試合に招待するからいつ来るか教えてくれ」と呼びかけた。まだしばらくは忙しいだろうが、シーズンが終わればツインズの試合を観戦し、クルーズにA-Rodのことを教えてもらうのも悪くなさそうだ。