ケビン・ハーター

ハーター「誰がコートに出ても勝てると思っているよ」

ラプターズがホームにホークスを迎えた一戦。ラプターズはフレッド・バンブリードとカイル・ラウリーが欠場し、ホークスもトレイ・ヤング、ジョン・コリンズ、ダニーロ・ガリナーリら主力が欠場。ともに9人ローテーションでの戦いとなったが、終始リードを保ったホークスが108-103で勝利した。

17得点中14得点を前半に固め、主導権を握るきっかけを作ったケビン・ハーターはチームの選手層の厚さを強調した。「僕たちの選手層の厚さについてはシーズンが始まった時にも話していた。今はそれが顕著に表れているんだ。誰がコートに出ても勝てると思っているよ」

ハーターが言うように、ヤング(平均25.4得点)、コリンズ(18.2得点)、ディアンドレ・ハンター(平均16.0得点)というチームトップ3のスコアラーを欠く中での勝利は選手層の厚さがあってこそ。

指揮を執るネイト・マクミランは、19得点21リバウンドを記録し制空権を握ったクリント・カペラのパフォーマンスを高く評価した。「スモールボールを多用するチームに対して、彼はペイント内でうまく仕留めてくれた」

一方のラプターズはパスカル・シアカムがゲームハイの30得点を記録し、マラカイ・フリンがキャリアハイの22得点を挙げたが、ギャリー・トレントJr.が7本すべての3ポイントシュートを外してしまうなど、あと一歩及ばなかった。また、渡邊雄太は15分間のプレータイムを獲得し4リバウンド1アシストを記録するも、2本のフィールドゴールを外し、チームで唯一無得点に終わった。ヘッドコーチが求める役割を忠実に遂行し、ディフェンス面で安定したプレーを見せているが、飛躍するためにはオフェンス面での活躍も求められる。