ドラモンドは22分の出場で20得点11リバウンド
現地10日に敵地でネッツと対戦したレイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、カイル・クーズマ、マルク・ガソル、ウェスリー・マシューズが負傷により欠場しながらも、126-101で勝利した。
主力の大半を欠き、第3クォーターには司令塔のデニス・シュルーダーが退場処分を受けるなど逆風が吹き続けた中、チームをまとめたのは新加入のアンドレ・ドラモンドだった。シュルーダーの退場後、ドラモンドはハドル内で「ディフェンスに集中しよう!」と声をかけた。試合再開後、レイカーズは15-2の猛攻でリードを二桁に広げ、東の優勝候補との大一番を制した。
22分の出場で20得点11リバウンドを記録したドラモンドは試合後の会見で、シュルーダーが退場した後のやり取りについて「ディフェンスに集中しないといけなかった。守備がしっかりしていれば、オフェンスはついてくるもの」と、話し合ったことを明かした。NBAファイナルで対戦する可能性があるネッツからの勝利については「強いチームを相手に主力抜きで勝てたのだから、とてもうれしい」と喜びを表現しつつ「月曜に試合があるから、気を抜くわけにはいかない」と引き締めた。
司令塔を失ったレイカーズで、チーム最多のアシストを記録したのはキャリアハイの11アシストを記録したテイレン・ホートン・タッカーだった。指揮官のフランク・ボーゲルは「今日の試合での最大の教訓は、チームバスケットボールをプレーすることで得られるもの」と語り、選手たちを称えた。
「自我を出さずにプレーすれば、毎試合で勝てるチャンスが生まれる。たとえ選手の数が足りていなくても、ウチには十分過ぎるくらい選手が揃っている。ベン(マクレモア)、KCP(ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ)、テイレンらは素晴らしかったし、今日の試合は今後に繋がる」
レブロンとデイビスの離脱はチームにとって痛いが、今は彼ら以外の選手が成長する絶好の機会だ。2人が復帰するまでに全選手がステップアップすれば、連覇を狙う体制は盤石になる。