デビン・ブッカー

ロケッツ戦では終盤で10-0のランを決めて勝利に貢献

現地4月5日、西カンファレンス2位のサンズがロケッツを133-130で下し、今シーズン2度目の6連勝をマークした。

サンズは104-107で迎えた第4クォーター残り7分13秒から、ベンチからコートに戻ったデビン・ブッカーが単独で10-0のランを見せる。ブッカーはカットインしてクリス・ポールからパスを受けると、身体をディフェンスに当てながらミドルシュートをねじ込み、バスケット・カウントを誘発した。続くポゼッションでもディアンドレ・エイトンのディフェンスリバウンドから生まれた速攻で3ポイントシュートを沈めるなど好プレー連発でチームを逆転に導くと、サンズはそのままリードを守り切った。

この日は首位のジャズがマーベリックスに敗れたため、サンズとの差は2.5ゲームに縮まった。現地7日にはジャズとの直接対決、その翌日には3位クリッパーズと上位対決が続く。36得点で勝利に貢献したブッカーは、レギュラーシーズン終盤の首位争いについて「とても楽しみ」と語った。「僕たちはすべての試合に勝ちたい。上位との対戦が続くけど、シーズンのどこかで対戦することになるのは分かっていた。だから、すべての試合が重要になる。しっかり準備を整えて迎えたいし、とても楽しみだよ」

ブッカー以外にも、エイトンがシーズンハイに並ぶ27得点に加えて11リバウンド、ポールが19得点11アシストで勝利に貢献した。ポールは、3年目のエイトンについて「チームにとって大事な存在」と称えている。

「たまにエイトンへの注目が少ないと感じるけど、彼にはチームにとってどれだけ大事な選手かを伝えている。これからも今日のように力強くプレーすることが大事になってくる。ピック&ロールで相手がスイッチしようものなら、痛い思いをさせられる存在だ。前を向いて進むチームにとって、彼の存在は重要だよ」

シーズン開幕前の時点ではプレーオフ争いができれば上々と言われていたサンズが、今では激戦区の首位争いを繰り広げている。ジャズ、クリッパーズとの連戦が、ますます楽しみだ。