ラジョン・ロンド

「チームを引っ張る存在がロッカールームに必要」

現地4日にステイプルズ・センターで行われたレイカーズvsクリッパーズの一戦は、アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズを欠いたレイカーズを相手に終始優勢に進めたクリッパーズが、104-86で勝利した。

クリッパーズは、マーカス・モリスSr.が22得点、カワイ・レナードが19得点10リバウンド8アシスト、ポール・ジョージが16得点7リバウンドの活躍だった。

この日は、昨シーズンまでレイカーズに所属したラジョン・ロンドのクリッパーズデビュー戦でもあった。ベンチから12分36秒出場したロンドは、2得点1リバウンド3アシスト2スティールを記録。試合後の会見で、ジョージは「彼はリーダー」とロンドを称賛した。

「これから自分たちは彼の意見に耳を傾ける。僕は彼がこのグループのリーダーだと思っている。これから引っ張ってくれるだろうし、ロッカールームでも大きな存在。これから試合数を重ねてチームのシステムに慣れれば、プレーを決められるかどうかは自分たち次第になる。言うべきことを言って、チームを引っ張る存在がロッカールームに必要なんだ」

またジョージは、ロンドをサンダー時代のパートナーだったラッセル・ウェストブルックと比較し、こう語った。「ロンドが加わったおかげで、カワイも自分も、エネルギーを蓄えておける。彼との関係性はラスとの関係に近いかな。(サンダーで)ラスは、勝負どころでチャンスを生み出して、プレーを自分に託してくれた。ロンドとの関係も同じようになる。彼はペイント内に侵入してプレーを決められる。きっと、僕たちのためにチャンスを作り出してくれる」

モリスSr.も「彼はチームの力になってくれる」と、ロンドに期待している。「ウチのスーパースターがイージーな形でシュートを打てるようにしてくれるだろうし、彼らのスポットにボールを出してくれる。それに、ディフェンスでも的確なポジショニングを取れる」

数字以上のインパクトをチームに与えられる選手はそう多くない。だが、ロンドはその数少ない選手の一人として、クリッパーズの優勝に貢献していく。