カイル・クーズマ

「この4年でやるべきことをやってきた自負もある」

アンソニー・デイビスに続いてレブロン・ジェームズまでもケガで戦線を離脱したレイカーズにとって、主力である彼らが復帰するまでの期間は極めて重要だ。

レブロンの負傷離脱から4連敗を喫したレイカーズは、その後の4試合で3勝1敗と持ち直した。現地2日のキングス戦ではカイル・クーズマがシーズンハイの30得点でオフェンスを牽引し、115-94での勝利に貢献。第4クォーターだけで10得点を決めたクーズマは「自信を持ってプレーしないといけない」と、試合後の会見で語った。

「今日の後半のように、チームメートを信じてパスを出さないといけないし、その結果チームはシュートを決められた」

クーズマにはレイカーズの中心選手としてチームを引っ張る心構えができている。その自信の裏には、昨シーズンから続く成長が関係していた。「昨シーズンからもそうだけど、ディフェンスで成長できたと思っているし、この4年でやるべきことをやってきた自負もある。コーチの言うことに耳を傾けて、それを実践してきた。徐々にだけど、オールラウンダーになれている実感がある」

「プレーメークをしながら点も決めて、ディフェンスもこなして、リバウンドも奪う。これからも自分より経験を積んだ選手から学びたい」

現在レイカーズは、31勝18敗で西カンファレンス4位。以前からレギュラーシーズンの順位は気にしないとレブロンらが発言していたが、4月15日からステイプルズ・センターで開催される試合に観客の入場が許可されることになったため、できることならホームコート・アドバンテージを得られるトップ4でプレーオフを迎えたいところだろう。

そのためにも、デイビスとレブロンが復帰するまでの間、万能型のクーズマがチームを引っ張らなければならない。