ケアンズに迫られた第3クォーターの終盤で連続得点に貢献
馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドは、4月2日にケアンズ・タイパンズと対戦し95-85で勝利した。
メルボルンは序盤からドライブやポストプレーからのキックアウトで得点へ繋ぎ、第1クォーターだけで8本中5本の3ポイントシュートを成功させる。また、リングに嫌われても全員でリバウンドを取りに行き、セカンドチャンスポイントをモノにすることでリードした。
馬場は26-21で迎えた第2クォーターから登場し、ファーストプレーでコーナーから3ポイントシュートを放つもリングに嫌われる。それでも攻守ともに果敢にリバウンドに飛び込むなど積極的な姿勢を見せた。そして残り6分51秒、メルボルンはオールコートディフェンスで当たり、ケアンズのゴール下でターンオーバーを誘発。フリーでパスを受けた馬場はイージーな形で初得点を決めた。その後も馬場は、オフボールでも積極的に動き回り、ディフェンスを引き寄せては味方のドライブコースを作り出していく。
スティールから態勢を崩すも、これを味方にしっかりパスを繋げてポゼッションを得るなど、馬場はディフェンス面でもチームに勢いを与えた。残り3分38秒にはガードのシェイ・イリのドライブとの合わせで得点。続くポゼッションでも、アグレッシブなドライブでシュートファウルを誘い、このフリースローを2本とも沈め、第2クォーターだけで6得点3リバウンド1スティールを記録した。
再び馬場がコートに戻ったのは68-61で迎えた第3クォーターの残り2分半。メルボルンはこの直後に11得点5リバウンドを挙げていたジャック・ホワイトが負傷離脱するアクシデントに見舞われ、一気に4点差まで詰められた。
しかし、ここで馬場が流れを変える。ウイングでパスを受け取ると、インサイドでフリーになった味方へパスを出し、バスケット・カウントとなる3点プレーをお膳立て。残り9秒には、ディフェンスの裏を突いてペイントエリアにカットし、態勢が流れながらもフェイダウェイシュートを沈めた。馬場の活躍で5-0で締めたメルボルンが73-64と突き放して最終クォーターを迎えた。その後も点の取り合いが続いたが、メルボルンはリードを守りきり、95-85で勝利した。
馬場は11分54秒のプレータイムで8得点3リバウンド1アシスト2スティールを記録。限られたプレータイムの中でしっかりと仕事をこなしてチームの勝利に貢献した。