デビュー戦でシーズンハイの6アシスト
スパーズからネッツへ移籍したラマーカス・オルドリッジがホーネッツ戦でデビューを飾った。
ネッツはゲームハイの21得点を挙げたジェフ・グリーンが連続で3ポイントシュートを沈めて勢いに乗ると、タイラー・ジョンソンやランドリー・シャメットも3ポイントシュートを射抜き、32-11といきなり大量リードを奪った。最後までシュートタッチが衰えなかったネッツはグリーンとジョンソン、シャメットがそれぞれ5本ずつの3ポイントシュートを沈め、6人が2桁得点を挙げるバランスの良いオフェンスで試合を制した。
スタメン出場となったオルドリッジは開始4分半にフリースローで初得点を挙げると、第2クォーターには3ポイントシュートで初めてのフィールドゴールを記録した。得意のミドルシュートに加え、ポストプレーからのアシストや献身的な守備などマルチに活躍。30分の出場で11得点9リバウンド6アシスト2スティールを記録し、111-89の勝利に貢献した。
オルドリッジは試合後、「チームメートがより良いプレーをできるようなスポットを探した。今夜は完璧だった」と総括した。オルドリッジがそう言うように、自身が起点となってディフェンスを収縮させ、味方の3ポイントシュートをアシストするなど、早くもチームにフィットしていた。6アシストが今シーズン最多タイの数字であることからもそれがうかがえる。
オルドリッジは入団会見で「オールスターになるために来たわけではない」と語っていた。それはこの試合をともに欠場したジェームズ・ハーデンやケビン・デュラント、そしてアービングら『ビッグ3』が主役で、自身は主役を陰で支える役を担うことを意味していた。そして、オルドリッジはその言葉通りのパフォーマンスを体現し「僕にとっては簡単だったし、楽しかった」とデビュー戦を振り返った。
全盛期を過ぎたとはいえ、オルドリッジはファーストオプションを任されれば、今でも平均20得点前後を取れる力を持っている。そのオルドリッジがサポート役に回るのだから、相手にっとては脅威以外の何物でもないだろう。ハーデンとデュラントが復帰し、主役が揃い踏みとなった時にどのようなパフォーマンスを見せるか。今後、さらに注目が集まる。