北ヘッドコーチ「Bリーグと天皇杯の優勝を目指していきたい」
Bリーグ開幕まで1カ月を切り、どのチームも外国人選手も含めて体制をほぼ整え、本番想定のプレシーズンマッチを開催するなど『臨戦態勢』に入りつつある。そんな中、昨シーズンのNBL王者である川崎ブレイブサンダースが新チーム体制を発表した。
クラブを運営するTBLSサービス株式会社の荒木雅己代表取締役社長は、「エンターテイメント性溢れる空間を等々力に作り出していきたい」と挨拶。Bリーグという新たな挑戦に乗り出すチームへの自信を、次のような言葉で語った。
「3年間でNBL優勝が2回、天皇杯優勝が1回ですから、50%の冠を取ったことになります。そのメンバーがほとんど残っています。さらに9月9日から始まるFIBAチャレンジカップにはこのメンバーのうち4名が日本代表として出場するということですので、文字通りチーム力が高いとご理解いただけると思います」
シーホース三河との大激戦となった昨シーズンのNBLファイナル、巧みな采配で逆転でのタイトル獲得をモノにした北卓也ヘッドコーチが、Bリーグでも引き続き指揮を執る。「川崎といえばブレイブサンダースと認識されるように、川崎市民、ブレイブサンダースファンの方々全員に応援していただけるようなプレーと人間性でBリーグと天皇杯の優勝を目指していきたいと思います」と爽やかに宣言した。
昨シーズンの優勝メンバーをしっかり残留させた上、オクラホマ大出身でNCAAトーナメントで活躍したライアン・スパングラーを新たに獲得し、戦力の上乗せを図った。チーム力という点では中地区でトップクラス、いやBリーグ全体を見ても最上位に位置すると見ていいだろう。
新スローガンは「BE BRAVE!」に決定
記念すべき新シーズンを迎えるにあたって掲げたのは「BE BRAVE!」。このスローガンを北ヘッドコーチが発表し、スペルに掛け合わされた意味を直々に説明した。
B .LEAGUE=Bリーグ
E mperor's Cup=天皇杯
B asketball=バスケットボール
R evolution=変革をもたらし
A ll for the fans=すべてのファンのために
V ictory=勝利と
E ntertainment=エンターテイメントを提供する
Bリーグ初代王者、天皇杯優勝の2冠を目標に、どんな困難にも『勇敢』に立ち向かうというコンセプトとなっている。
最後にキャプテンの篠山竜青が会を締めくくった。
「まずは川崎市の人たちにブレイブサンダースという存在を知っていただくことが重要と思っています。川崎市以外の方たちも僕たちのチームを通して川崎市に興味を持ってもらったり、川崎市を訪れる機会が多くなったりと、そういう面で川崎市に貢献したいですし、逆に僕たちも川崎市の皆さんに愛されるように努力していかなければいけないと思っています。バスケットボールをメジャースポーツにできるように、そして川崎ブレイブサンダースを強くて市民の方、バスケットボールファンに愛されるようなチームになっていけるように、皆さんどうかご支援ご声援よろしくお願いします」
間もなく始まるBリーグの優勝候補筆頭、川崎ブレイブサンダース。初代王者に向けた挑戦が始まった。