ギャリー・ハリス、RJ・ハンプトン、1巡目指名権とトレード
勝てないことへのフラストレーションが溜まり、マジックにトレードを要求したアーロン・ゴードンの新天地がナゲッツに決まった。トレードデッドラインの現地25日、マジックはナゲッツとのトレードに合意。ゴードンをトレードする見返りとして、ナゲッツからギャリー・ハリス、RJ・ハンプトン、ドラフト1巡目指名権を獲得する。
ゴードンは、今シーズン25試合に出場し、平均14.6得点、6.6リバウンド、4.2アシストを記録している。身体能力が高いゴードン、ポイントセンターのニコラ・ヨキッチ、爆発的な得点能力を持つジャマール・マレーとの連携が機能すれば、チームのオフェンスは大きくグレードアップすることになる。
近年は対戦相手のベストプレーヤーを抑えるなどディフェンスの評価も高いゴードンならば、昨シーズン終了後に退団したジェレミー・グラントが担っていた、相手のエースに対する守備での貢献も期待できる。
ゴードンは何よりも勝利に飢えていた。トレード要求について「きっと、自分が感じていたフラストレーションを理解してくれる人は多い」と語っていた。ナゲッツは26歳のヨキッチと24歳のマレーが軸であるだけに、まだ今後数年は西カンファレンスの上位、そして優勝を狙える。ゴードンとしてはモチベーションに事欠かない環境だ。
今シーズンは15勝29敗で東の14位に低迷しているマジックは、ゴードン以外にもデッドラインにニコラ・ブーチェビッチをブルズへ、そしてエバン・フォーニエをセルティックスにトレード。プレーオフ争いをあきらめてベテランを一挙放出し、マーケル・フルツ、モー・バンバ、コール・アンソニーら若手主体のチームに世代交代する道を選んだ。