新チームお披露目イベントに200名を超えるファンが集まる

8月31日、青山学院大学 アイビーホールでサンロッカーズ渋谷の新チームお披露目会が行われた。

平日の夜にもかかわらず、当初予定していた200名を超えるファンが来場し、立ち見者も出る大盛況ぶり。ヘッドコーチのBT・テーブスを先頭に選手が登場すると、会場は大きな歓声で包まれた。

長谷部健渋谷区長も駆け付け、「Bリーグで優勝したら渋谷でパレードを。警察の許可などが必要だが、自分が先頭を切ってやろうと思う」と場を盛り上げた。

伊藤駿とともにキャプテンに選ばれた広瀬健太は、Bリーグのファーストシーズンに向けた意気込みをこう語る。

「今シーズンはキャプテンをやりますが、ここにいるメンバー全員がリーダーシップを持ってできる選手ですので、キャプテンとしての仕事はそんなにないのかなと思っています。そう言うと無責任のように思われるんですけど、そういうチームになるように自分が舵取りをしたいです。今までOBの方々が作ってきたものは大きいものですし、それを大切にしていきながら、新しいものを付け加えれるようにやっていきたい」

選手とファンに向けたスローガンは「HUNGRY TO WIN」

この会場で発表された新シーズンのスローガンは「HUNGRY TO WIN」。ヘッドコーチがこの言葉に込めた思いを説明した。

「チームへのメッセージでもあり、ファンの皆さんに対してのメッセージでもあります。毎日の練習の中ではうまくいかないこともありますが、それを自分たちで克服し、その次の練習をそれ以上にやれるという気持ちを持つことです。皆さんに対してのメッセージとしては、まず毎回の試合に来ていただく。そしてチームが勝とうが負けようが、ゲームが終わった時に選手たちを見て、ゲームに対してあきらめない気持ちを皆さんに感じていただきたい。みんなで一緒に、どん欲に、『HUNGRY TO WIN』していきたいと思います」

選手のサイン入りバッシュやTシャツが当たる抽選会が行われ、最後は選手たちがサンロッカーガールズとともに花道を作りハイタッチを交わしながら来場者を見送り、盛況のままイベントは終了した。

開幕戦は9月24日(土)の横浜ビー・コルセアーズ戦。記念すべき初のホームゲームは10月8日(土)と9日(日)の開催で、富山グラウジーズを青山学院記念館に迎える。渋谷でのパレード実現に向け、サンロッカーズ渋谷の挑戦が始まった。

ファンと笑顔でハイタッチを交わすアイラ・ブラウン選手。ブラウンは8月26日に日本国籍を取得するとすぐさま日本代表に選出された。