トレバー・アリーザ

サンダーはメイヤーズ・レナードとドラフト指名権を獲得

現地3月17日、ヒートとサンダーの間でトレードが成立し、トレバー・アリーザがヒートに、そしてメイヤーズ・レナードがサンダーに移籍した。

サンダーはヒートから2027年のドラフト2巡目指名権も獲得している。また、サンダーは先月に肩の手術を受け、今シーズンの残り試合を欠場するレナードに関しても声明を発表し、今後チームに合流する予定はないとしている。

『ESPN』によれば、レナードの契約にはトレード拒否権が含まれていたもののヒートの決定を尊重し、トレードに合意したという。反ユダヤ主義発言によりNBAから5万ドル(約540万円)の罰金処分、そして1週間の謹慎処分を科されていたレナードは、文化多様性プログラムへの参加も義務付けられた。レナードはフロリダ州南部のユダヤ人コミュニティに協力しながら、肩のリハビリを続けていくという。

一方、ヒートが獲得したアリーザは、2020年の11月27日に成立した3チーム間トレード(ピストンズ、マーベリックス、サンダー)によりサンダーに移籍したが、今シーズンは1試合にも出場していない。しかし、優勝経験を持ち、35歳ながらもディフェンスと3ポイントシュートが武器のウィングプレーヤーで、トレイルブレイザーズとキングスに所属した昨シーズンは平均8.0得点、3ポイントシュート成功率37.2%を記録するなど、ヒートにとって大きな戦力になる。

ヒートはシーズン開幕序盤こそ黒星が先行したが、直近の13試合では11勝をマークし、膝の負傷により欠場が続いていたバム・アデバヨも復帰を果たした。チームとしてリズムを取り戻しつつあるヒートは、昨シーズン果たせなかったNBA優勝に向けての体制を整えている。