ジョン・ウォール

若手への切り替えを進めるロケッツで無理はしない方針

先週の練習中に膝を痛めたウォールは、近日中に内視鏡による手術を受ける見込みだ。

アキレス腱断裂の大ケガから復帰を果たしたウォールは、今シーズン開幕直前にロケッツへと移籍。ここまで25試合に出場して平均21.0得点、3.2リバウンド、6.0アシストを記録するなど、復帰後も以前と変わらぬパフォーマンスを見せている。ジェームズ・ハーデンの退団後はウォールがリーダーシップを発揮してきたが、チームはヒューストンに本拠地を移転させてからワーストとなる16連敗中(11勝26敗)で、今シーズンのプレーオフ争いからすでに脱落した。

ウォールがどのタイミングで手術を受けるのかは分かっていないものの、現地25日のトレードデッドラインまでにPJ・タッカーをトレードするのはほぼ確実で、ビクター・オラディポもトレード要員になるという噂が絶えない。プレーオフに出られないのであればウォールが復帰を急ぐ必要はなく、今シーズンの残り試合を欠場する可能性が出てきた。

ベテラン放出で若返りを図りたいロケッツは、5月中旬に終了するレギュラーシーズンの残り試合で若手に経験を積ませる方針に切り替えたと考えていいだろう。

膝のケガは残念だが、ここまで長期戦線離脱の影響を感じさせないパフォーマンスを見せており、アキレス腱断裂からは完全に立ち直ったと見ていい。ここまで25試合の出場だが、自信を取り戻すには十分なはず。ここでしっかりケガを治し、来シーズン開幕を万全な状態で迎えてもらいたい。