第4クォーターだけで20得点を記録
ヒートのゴラン・ドラギッチは、現地3月12日に敵地で行われたブルズ戦の第3クォーターまで、消極的なプレーが続いていた。しかし、ジミー・バトラーから「もっとアグレッシブにやれ」とハッパをかけられた第4クォーターに奮起。このクォーターだけで3本の3ポイントシュートを含む20得点の大活躍でオフェンスを牽引した。結果、ベンチからの出場で25得点7リバウンド5アシストを記録し、101-90での勝利の立役者となっている。
第4クォーターだけで20得点以上を記録したヒートの選手は、ドウェイン・ウェイド(5回)、ケリー・オリニク、そしてドラギッチしかいない。球団の歴史に名を刻んだドラギッチは、試合後のインタビューで「前半は消極的で、アタックできない自分に腹が立った。ジミーからアグレッシブにプレーするように言われたよ。彼の話には耳を貸さないといけないし、自分の仕事ができたと思う」と語った。
3月2日のホークス戦以降、バム・アデバヨが膝の負傷で欠場しているものの、ヒートは直近10試合で9勝を記録してシーズン20勝(18敗)に到達。ドラギッチはチームの復調について「今はチーム全員でプレーできていて、ディフェンスも改善されている。チーム一丸となってやれていることが大きいし、ケガをしていた選手も戻ってきている。バム、それからエイブリー(ブラッドリー)の復帰が楽しみだよ。彼らが戻ってくれば層の厚みも増し、もっと危険なチームになる」と答えた。
また、ドラギッチの『スイッチ』を入れたバトラーは「ゴランなら、今日のようなプレーができると思っていた。乗っている選手にボールを渡せばいい。単純な話だよ」と仲間の活躍を喜んだ。