馬場雄大

2桁ビハインドからカムバックし、延長に持ち込むも逆転勝利ならず

馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドは、3月10日にサウスイーストメルボルン・フェニックスと対戦し、延長の末に92-97で敗れた。

馬場は15-17で迎えた第1クォーターの残り4分21秒にコートに送り出されると、ファーストプレーで速攻からのダンクシュートを試みたが相手にブロックされ得点とはならず。逆にメルボルンは相手のトランジションバスケを止めることができずに、リードを許してしまう。第2クォーターは頭からコートに立った馬場だが得点には絡むことなく、チームもフェニックスのガード、カイル・アドナムのスピードに苦戦し、前半だけで15得点を許したこともあり、42-50と8点ビハインドで試合を折り返す。

前半はボールに触る機会が少なく、フリースローの1得点のみだった馬場だが、後半は開始1分で細かなフェイントを入れたドライブを成功させる。メルボルンは前半よりもオフボールの動きが良くなったことで人とボールが連動して動くようになり、馬場がリングにアタックする機会も増え始める。残り5分50秒には、ディフェンスの裏を突いたプレーでイージーシュートを沈めると、その後もゴール下でのシュートを自らリバウンドを取って沈めることで、第3クォーターだけで6得点を挙げる。しかし、メルボルンはディフェンスの意識が相手の得点源であるアドナムにいきすぎたことからフリーの選手を作ってしまい、なかなか点差を詰めることができない。

64-70で迎えた最終クォーター。メルボルンはディフェンスのギアを上げることで主導権を握る。ディナイディフェンスでパスコースを塞ぎ、時間を使わせてタフショットを打たすと、リバウンドからの速攻などで残り5分でついに同点に追いつく。ここからは拮抗した戦いが続き、40分間では決着がつかず延長戦へ。

84-84で迎えた延長戦、メルボルンはコミュニケーションミスからのターンオーバー、さらにディフェンスリバウンドからの速攻などでリードを許し、92-97で敗れた。2桁ビハインドからのカムバックは見事だったが、ファストブレイクポイントで6-12と圧倒されたように、延長戦でも相手のトランジションバスケを止めることができなかった。

馬場は第1クォーターと延長戦以外の各クォーターは頭から登場したが、第3クォーター以外はあまりインパクトを残すことができず、21分4秒の出場で7得点3リバウンド1アシスト1スティールとなった。