デマ―・デロ―ザン

写真=Getty Images

トレードのショックを断ち切り、気持ちは新シーズンへ

ラスベガスでのアメリカ代表ミニキャンプに参加しているデマー・デローザンは、すでにスパーズでの新シーズンに向けて気持ちを切り替えている。

スパーズと代表のヘッドコーチを兼任するグレッグ・ポポビッチの指導を受け、談笑する姿も見られたデローザンは、新天地でリーダーとしての役割を担うようになるだろう。

本人にもその自覚があるようで、代表での練習後「来シーズンはキャリア10年目だから、これまでの経験や知識を使ってチームメートの役に立てるのなら、それは大事なことだと思う」と
語った。

「若い選手からも吸収したい。楽しみだよ」とも話したデローザンは、新たなチームメートになるデジャンテ・マレーに注目している。昨シーズン、開幕から3試合目のラプターズ戦で16得点14リバウンド6アシストの活躍を見せたマレーのファンになったと話す。

「あの試合での彼は突出していた。昨シーズンの1週目の対戦で彼のファンになったよ。たしかトリプル・ダブルに近いスタッツを残していたと思う。彼のような若い選手を見るのは大好きなんだ。もし彼の役にも立てるのなら、力になりたい」

デローザンのコメントからは、ラプターズからトレードされた時のショックはもう感じられない。彼の目には、名将ポポビッチの下で選手として一段上のレベルに到達し、西の強豪スパーズの中心選手として活躍する姿しか見えていない。