アダム・シルバー

「予定通り日本で開催されるオリンピックに参加する」

2020-21シーズンの前半戦を終え、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは現地3月6日にメディアとの質疑応答に応じ、7月に開催予定の東京オリンピックについてコメントした。

シルバーはFIBA(国際バスケットボール連盟)とNBAの関係性について「FIBAとは良好な関係性を築いている。競技のグローバル化が進む中でパートナーだ」とコメント。そして肝心の大会参加についても「予定通り日本で開催されるオリンピックに参加する」と明言した。

コミッショナーのオリンピック参加発言は意味のあることだが、シルバーはNBA選手のオリンピック出場に関しては、最終的に選手会の判断に委ねると主張した。「選手が大会出場を望むかどうか、彼らの判断次第だ。NBAとアメリカ代表をイコールで考えている人もいるだろうが、我々の選手は各国の代表チームでプレーしている」

今のところ、アメリカ代表はNBAのスーパースターで構成される『チームUSA』を東京オリンピックに派遣するための準備を進めている。大会前にはラスベガスに選手を集め、昨シーズンのプレーオフをオーランドのディズニーリゾートで実施したように、新型コロナウイルス感染防止策として隔離エリアを設ける『バブル』形式で行う予定だ。この『バブル』にはオーストラリア代表とスペイン代表も参加する計画を立てているため、NBAのチームでプレーしている両国の代表選手にとっても都合が良い。

シルバーは各国で新型コロナウイルス対策が進む現状を踏まえ「今年の夏は東京で素晴らしい大会が開催されるだろう」と話している。