橋本拓哉

信州戦の終盤、シュートを決めた後に倒れる

3月3日、大阪エヴェッサは信州ブレイブウォリアーズとのホームゲームに勝利したが、この試合の終盤に橋本拓哉がドライブからのレイアップを決めた後にケガをして、担架で運び出されたままプレー続行不可能となっていた。

今日、大阪は橋本が右アキレス腱断裂で全治約8カ月であり、インジュアリーリストへ登録したことを発表した。

橋本は2012年に現役高校生プロとしてbjリーグデビューを果たし、一度は大学へ進んだもののまたプロに戻って来たエヴェッサの生え抜き。現在チームを率いる天日謙作ヘッドコーチは、大学生で橋本を教えていた指導者でもある。188cmの身長と技術を兼ね備えたオールラウンダーとして活躍してきたが、天日がヘッドコーチとして復帰した昨シーズンからはハンドラーからウイングへと転向し、縦へのスピードを生かしフィジカルでも当たり負けしないタフな戦いのできる選手へと成長。昨シーズンに初めて平均得点が2桁を超え、今シーズンはここまで13.4得点を記録。外国籍選手に頼らない得点源であると同時に、サイズを生かしたディフェンスでも強みを見せて、チームに不可欠な存在へとステップアップしていた。

大阪は23勝17敗で西地区4位。初のチャンピオンシップ進出が狙える位置につけているが、ここで橋本が離脱する痛手は大きい。大阪の『走るバスケ』にとってウイングの運動量は生命線だけに、ここをどうカバーするかは大きな課題となる。