八村塁

「リーグトップ20くらいに入る選手を毎試合ガードしてきた」

レイカーズとのアウェー戦に臨んだウィザーズは延長の末、127-124で勝利し、連勝を5に伸ばした。

八村塁は37分間の出場で15得点6リバウンド1スティールを記録。ブラッドリー・ビールやラッセル・ウェストブルックの「積極的に行け」とのアドバイスを受け、後半はコースト・トゥ・コーストや3ポイントシュートを沈めるなど、逆転勝利に一役を買った。これで8試合連続の2桁得点超えとなったが、この試合はオフェンス面以上にディフェンス面での貢献が目立った。

八村がマッチアップしたのは『キング』ことレブロン・ジェームズ。八村も「パスもうまいですし、得点も取れる。彼は世界で一番の選手」と称する相手だ。結果的に31得点を奪われたが、決して一方的にやられたわけではない。「ミスマッチを誘ってくるようなスクリーンをかけてきますが、僕がマッチアップするようにして、難しいシュートを打たせるようにした。できるだけのことはできた」という八村の言葉からも、それが分かる。

実際、イージーシュートを打たれる機会は少なく、フェイダウェイシュートや3ポイントシュートなどゴールから遠いところでシュートを打たせていた。今シーズンのレブロンの3ポイントシュート成功率は35.5%だが、この試合では10本中2本の成功(20%)に抑えている。

明日は西カンファレンスの強豪クリッパーズと対戦する。クリッパーズにはリーグトップクラスの2ウェイプレーヤーであるカワイ・レナードを擁し、八村とのマッチアップが予想される。八村は「リーグトップ20くらいに入る選手を毎試合ガードしてきたし、読みもできて成長できている」と語り、レナードとのマッチアップに自信をのぞかせた。

八村が「5連勝は今までの歴史でもあまりない」と語ったように、今回の5連勝はウィザーズにとって実に3年ぶりの快挙だ。クリッパーズを倒すことができれば、この連勝は当分止まらなくなるかもしれない。