ジョーダン・クラークソン

平均得点、3ポイントシュート成功率など軒並みキャリアハイを記録

現在24勝5敗でリーグ首位を走るジャズを支えているのが、シックスマンのジョーダン・クラークソンだ。

クラークソンはここまでの29試合すべてにベンチから出場し、平均プレータイム26.2分で18.2得点、4.1リバウンド、フィールドゴール成功率45.3%、フリースロー成功率95.8%と、軒並みキャリアハイを記録している。また、平均18.2得点はドノバン・ミッチェルの24.2得点に次ぐ、チーム2位の数字だ。

チームメートのジョー・イングルスは「彼のような選手と一緒にプレーしたのは初めてだよ」とクラークソンを称えている。「オンコートでもオフコートでもそうだけど、彼は自分の役割を理解している。与えられた役割をしっかりと果たしてくれる選手と一緒にプレーするのはとても楽しい」

クラークソンはこれまでのキャリアで3ポイントシュートの平均アテンプト数が最高で昨シーズンの6.0本だったが、今シーズンはアテンプト数を8.5本にまで伸ばし、3ポイントシュート成功率でもキャリアハイの38.2%を記録している。

これは、オフシーズンにルディ・ゴベアやデリック・フェイバーズとピック&ロールの練習に励んでいた成果だと『USA TODAY』は報じている。これまでのクラークソンはキャッチ&シュートが多く、彼の3ポイントシュートのうち77.4%がアシストを受けてのシュートで、それ以外の3ポイントシュートは100ポゼッションあたり平均1.85得点に留まっていた。しかし、ピック&ロールの練習をしたことでスクリーンを使ったシュートが増え、今シーズンはアシストからの3ポイントシュートが64.4%、それ以外での3ポイントシュートが100ポゼッションあたり平均6.3得点と大幅に数字を伸ばしている。

134-123で勝利した現地2月15日のセブンティシクサーズ戦では、ベンチからの出場で3ポイントシュート13本中8本成功を含む40得点を挙げるパフォーマンスを披露。勝利の立役者となったクラークソンだが、試合後の会見ではチームメートへの感謝を語った。

「みんなはいつも僕に『シュートを打ち続けろ』と言ってくれる。たとえ僕がへこんでいたり、熱くなっていてもプレーを続けるように背中を押してくれるんだ。そうやってチームメートやコーチングスタッフが、絶えず僕に話しかけてくれることで自信を与えてくれている。みんなが僕を受け入れてくれていることに、本当に感謝しているよ」

指揮官のクイン・スナイダーも「私たちは彼を信じているし、彼もチームを信じてくれている」と称えた。クラークソンがこのパフォーマンスを維持することができれば、今シーズンのシックスマン賞の受賞も夢ではない。