「予習をしておけば、良い結果を残せる可能性が上がる」
トレイルブレイザーズは、NBAの中でもチーム内の絆が最も強い球団として知られている。そのリーダーでありエースのデイミアン・リラードは、1年目からチームに対する過小評価、そして主力の負傷離脱と戦いながらも結果を残してきた。
いつからかリラードが試合終盤に見せる無類の勝負強さは『Dame Time』と呼ばれるようになった。そして、現地2月17日のペリカンズ戦でも『Dame Time』の場面が訪れ、彼はチームを勝利に導く大きなプレーを実行した。
123-124で迎えた残り16.5秒、リラードはドライブを仕掛けてロンゾ・ボールからファウルを誘い出し、タフショットをねじ込んでバスケット・カウントを奪った。獲得した1本のフリースローも沈め、ブレイザーズが126-124で勝利し6連勝をマークした。
試合後のインタビューで、リラードは「ウチの強みはチームの絆」と語った。「特に逆境に直面した時こそ一丸となってやれるし、チームのベストプレーが可能になる。僕らは何があっても言い訳しない。目の前の結果を受け入れることで、僕たちは連勝を6にまで伸ばしている」
リラードは、この試合で43得点にキャリアハイに並ぶ16アシストを記録。この日は大雪の影響でティップオフの数時間前に会場入りするアクシデントが発生したが、それでもリラードは3試合連続で30得点10アシスト以上と絶好調を維持している。その要因について、彼はこう自己分析する。
「しっかり休んで、水分を取って、試合映像を分析して備えている。対戦するチームの直近数試合を見て、誰が良いプレーをしているのかを把握するようにしている。予習をしておけば、良い結果を残せる可能性が上がる。重要な場面では、それまでの準備が役に立つからね。もちろん、失敗することだってある。それでも、しっかり準備して臨まないといけない」
ロード3連戦を全勝で終えたブレイザーズは、7連勝をかけて現地20日にウィザーズとホームで対戦する。