八村塁

新旧『チームの顔』対決はビールに軍配

ウィザーズがロケッツをホームに迎えた一戦。ラッセル・ウェストブルックとのトレードでロケッツへ移籍したジョン・ウォールがキャピタル・ワン・アリーナに帰ってきた。ウィザーズはトリビュート映像を流し、元『チームの顔』の帰還を歓迎した。

試合は序盤からウォールとブラッドリー・ビールの点の取り合いでスタート。ウォールはキレキレのドライブでウィザーズディフェンスを切り裂き、豪快な左手のダンクを決めるなど全盛期を彷彿とさせるプレーを見せる。一方のビールも、得意のランニングプレーに加え、ミドルシュートも高確率で決まり得点を量産する。八村塁は開始2分に、自陣からボールを持ち込んでそのままプルアップを決めて初得点を記録。オフェンスに絡むシーンはあまりなかったが、前半だけで4本のフリースローを獲得し、そのすべてを成功させた。リバウンドの意識も高く2スティールを挙げるなど、バランスを取りつつディフェンス面でもチームを支えた。

前半だけでウォールが22得点7アシスト、ビールが19得点2スティールとエースの力は拮抗したが、ダービス・ベルターンズが5本中4本の3ポイントシュートを成功させたウィザーズが3点をリードして前半を終えた。

後半出だし、ウォールへのマークを強め約4分間を無得点に封じたウィザーズはビールの6連続得点もあり、7-0と走って2桁のリードを奪う。その後も得点ペースが落ちなかったビールに対し、ウォールは粘り強いウィザーズディフェンスの前にフィニッシュまで持ち込めず、パスを選択するシーンが増えた。ロケッツはパスを受けた周りの選手のシュート精度が上がらなかったことで点差を縮めることができなかった。

ウィザーズは簡単に失点するシーンもあったが、ビールを筆頭にコンスタントに得点を重ねたことでリードを広げた。そして残り5分、一度スティールされるも自らボールを奪い返したモリッツ・バグナーが3ポイントシュートを沈め18点差としたところで勝負アリ。最終スコア131-119でウィザーズが勝利した。

八村はチーム最長となる37分間の出場で、13得点9リバウンド3アシスト3スティールとマルチに活躍。ラッセル・ウェストブルックは16得点13リバウンド15アシストと、今シーズン6回目のトリプル・ダブルを達成した。ゲームハイの37得点を挙げたビールはウォールとの関係性にも触れ、このように語った。

「今夜も僕たちはプッシュし合い、もっと良くなるように言い合い、お互いに守り合った。競争心があるのが僕たちなんだ。これは美しいこと。クレイジーに聞こえるかもしれないけど、これからも残りのキャリアの中で彼と対戦することをずっと楽しみにしている」