NBAオールスター

ブレイク明け、3月10日からレギュラーシーズン再開に

NBAの2020-21シーズンが始まる時点で、リーグ側は新型コロナウイルスの状況の推移を見て決めるとレギュラーシーズン後半戦の日程を発表していなかった。それはNBAオールスターも同様で『未定』だったのだが、選手の多くはこれを「今シーズンはオールスターを開催しない」と受け止めていた。

だから、3月7日にアトランタでNBAオールスターを開催する予定だとNBAが発表した時、彼らは反発した。レブロン・ジェームズは「興味もないし、それに割くエネルギーもない。開催する理由も見いだせない」と一蹴。ヤニス・アデトクンボも「シーズンのために犠牲にしている家族との時間をここで取りたい。開催するなら仕事を全うするけど、本音ではやりたくない」と語っている。

ビジネス上の問題もあり、NBAとしてはオールスターを開催しなければならないのだろう。反発を受けて、オールスターを撤回こそしないものの、週末を使って行うのではなく一日に短縮しての開催へとプランを変えたようだ。3ポイントシュートコンテストとスキルズチャレンジはオールスターの試合前に、ダンクコンテストはハーフタイムに組み込まれる。また、通常は前日に行われていた社会貢献活動も、今年は感染防止のために規模が縮小される。

オールスターに出場するスターターは今週、リザーブの選手は来週に発表される。もっとも、オールスターに選出されなかった選手もオフの行動には厳しい制限が課せられる模様。国外への旅行は認められず、アメリカ国内でのプチバカンスにしても、宿泊場所の指定から、行ってはいけない場所、やってはいけない行為など、多くのルールを守らなければならない。これもまた選手たちにとってはストレスだろうが、こうしないとシーズンを進められない以上は守るしかない。

レギュラーシーズンは3月4日で中断に入り、3月7日にオールスターが行われ、10日と11日からシーズン再開となる予定だ。