「みんなは聞く耳を持っているし、ハードワークを厭わない」
ニックスがデリック・ローズをピストンズからトレードで獲得したのは、今シーズンのプレーオフ進出を本気で狙っている証だ。
ニックス再デビュー戦となったヒート戦は敗れたものの、加入後2試合目のウィザーズ戦はニックスが109-91で勝利。ローズはベンチから19分58秒のプレータイムでフィールドゴール11本中7本を成功させ、14得点3リバウンド6アシスト4スティールで勝利に貢献した。
試合後のコートインタビューに応じたローズは「チームの全員がハングリーだ」とコメントし、ブルズ時代からの恩師であるニックスの指揮官トム・シボドーとの師弟関係について、こう語った。「とても深い関係で、今は言葉にするのが難しい。引退したら表現できるようになるかもね。今言えるのは僕は自分を勝者だと思っていて、ティブ(シボドーの愛称)も同じように勝者だと思っている」
「ティブはプレーの細部に至るまで考える指導者で、しっかり説明してくれる。みんなは聞く耳を持っているし、ハードワークを厭わない。自分が置かれている環境は一変したけれど、今の状況にいられることに感謝している」
経験豊富なベテランとしての役割も担うローズは、ルーキーのイマニュエル・クイックリーとオビ・トッピンの印象を聞かれると「2人とも良い選手でハードにプレーすることができる。僕からは気づいたことを伝えているよ」と褒めた。
8年ぶりのポストシーズン進出に向けて、ローズの加入は追い風になりそうだ。