カール・アンソニー・タウンズ

「僕はリスクの高い状態だった」と明かす

現地10日、ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズがクリッパーズ戦で約1カ月ぶりに復帰を果たした。1月13日のグリズリーズ戦の後、彼は新型コロナウイルスの陽性反応が出たことでチームを離れ、欠場が続いていた。

新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝ったタウンズは、復帰戦となったクリッパーズ戦に先発出場し、18得点10リバウンド3アシストを記録。試合後、彼はあらためて自身が経験した症状、母親を含む近親者7名の命を奪った感染症への思いを語った。

「僕はリスクの高い状態だった。コロナに蝕まれて、不安な日々を過ごした。感染が分かった後、姉には『俺が感染したコロナは良くないタイプのものみたいなんだ。でも戦って勝ってみせる』と伝えた」

タウンズは最愛の母を新型コロナウイルスで亡くしており、その悲しみが癒えぬうちに自らも感染した。「気分が悪かったし、数値も良くなかった。その時には家族のことを考えていた。これまでも家族に支えられてきた。コロナが自分の身体を蝕んだ時も、家族、それから母のことを考えていた」とタウンズは言う。

身内を亡くした一人として、新型コロナウイルスの殲滅を強く希望している。「去年は辛いことがありすぎた。でも、どうにもできない。僕に起こった出来事だけではなくて、世界中で起こった出来事を理解することなんてできない。コロナの脅威が消えることはない。ウイルスはどんどん賢くなっている。この病気に打ち勝つ解決法を見いだそう」