馬場雄大

相手の脅威となりつつある速攻でのスピード

昨日、馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドはイラワラ・ホークスのホームに乗り込んだ。シックスマンとしてチームの流れを変える役割を任されている馬場だが、この試合では主力選手の故障もあり初めて先発で起用された。

第1クォーター残り3分31秒、馬場はインサイドアウトからディープ3ポイントシュートを沈めて初得点を記録。第2クォーター残り2分には速攻からレイアップへと持ち込み、シュートファウルを誘発して2本のフリースローをしっかりと決めた。

試合は終始拮抗した展開に。第3クォーター終盤、味方のブロックショットのこぼれ球を拾った馬場はそのままトップスピードで駆け上がると、コースト・トゥ・コーストで逆転の得点を挙げて、メルボルンが1点をリードして最終クォーターを迎えた。

馬場は最終クォーターにもシグネチャームーブになりつつある速攻で加点。さらに残り6分を切った場面では、3ポイントシュートを警戒する相手をポンプフェイクでかわし、ワンドリブルからのプルアップを成功させて、点差を6点に広げた。

その後、この日ゲームハイの24得点を挙げたジャスティニアン・ジェサップに連続得点を許し1ポゼッション差に迫られる。そして、91-88で迎えた残り23秒、相手はジェサップに次ぐ22得点を挙げ、NBAドラフトで指名された経験もあるタイラー・ハーベイにボールを託した。ハーベイをマークした馬場は軽快なフットワークで抜かれず、ドライビングレイアップに対してしっかりとシュートチェックに跳び、タフショットを誘発。ボールはリングを通過することなく、ディフェンスリバウンドを確保したユナイテッドが接戦を制した。

馬場は30分の出場で13得点1アシスト1リバウンドを記録。得点だけでなく、ラストショットを防いだディフェンスでの働きも光り、チームの開幕6連勝に大きく貢献した。