ステフィン・カリー

「年齢に縛られないような身体を手に入れることが目標」

ウォリアーズのステフィン・カリーはNBAキャリア12年目のシーズンを迎えているが、MVPを獲得した2015年、2016年と変わらないパフォーマンスを見せている。

現地1月3日のトレイルブレイザーズ戦でキャリアハイの62得点を記録。1月23日のジャズ戦では10本中5本の3ポイントシュートを記録し、3ポイントシュートの通算成功数でレジー・ミラーを抜いてNBA歴代2位となった。それだけでなく、2月6日のマーベリックス戦でもキャリアで2番目に多い57得点を挙げるなど、来月33歳の誕生日を迎えるカリーだが、年齢を感じさせないプレーを続けている。

そのカリーがポッドキャスト番組『Huddle and Flow』に出演し、43歳にして史上最多となる自身7回目のアメリカンフットボールスーパーボウル制覇を成し遂げ、スーパーボウルMVPに選出されたトム・ブレイディを手本にしていると語った。

「僕は長い年月をかけて、トムの身体がどう変化していったかを見ることができた。特にここ6シーズンは、彼がシーズンに向けてどんな準備をしているかも見てきた。僕自身も来月で33歳になるけど、今は本当に良い感じだよ。フレッシュな状態でいれて、コートでやりたいことが全部できている」

「もしも40歳を超えてもコート上でインパクトがあるプレーができていれば、それはバスケットボールへの勝利を意味するんじゃないかな。トムも言っていたけど、年齢に縛られないような身体を手に入れることが目標だ。どれだけ長くても何年でもいいんだけど、40歳になっても現役でプレーできていたら最高だね」

競技は違えど、ブレイディを手本とするアスリートは多い。カリーもその一人だが、ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMも以前「カリーにはトム・ブレイディのような道を歩んでほしいと思っている」と期待を寄せていた。

昨シーズンはケガの影響でほとんどプレーできなかったカリーだが、今シーズンは23試合を終えて2015-16シーズンの平均30.1得点に次ぐ29.4得点をマークするなど、好調を維持している。今もなお衰えを知らないカリーは、ケガさえなければNBAのトップ選手として長い現役生活を送れるだろう。