勝利を最優先「僕は記録を狙いにいくタイプの選手じゃない」
ジャズの快進撃が止まらない。本日のペイサーズ戦に103-95で勝利し、連勝を4に伸ばしたジャズは19勝5敗とリーグ最高勝率をキープしている。
この試合は先発ガードのマイク・コンリーがハムストリングの負傷により欠場したが、その穴をドノバン・ミッチェルが埋めた。「序盤から突き進むメンタリティを見せたかった」と語ったように、ミッチェルは試合開始からエンジン全開。先行されたものの、ミッチェルの8連続得点で逆転し、第1クォーターを上回った。
この日のミッチェルはディフェンスがタイトな時にタフショットを打たず、パスを散らして味方のシュートをお膳立てするなど、冷静な判断が目立った。指揮官のクイン・スナイダーも「彼がリングにアタックする時、他の選手はよりオープンになる」と話し、ミッチェルの状況判断の良さについて言及した。
最終クォーター中盤に同点に追いつかれたジャズだが、ボーヤン・ボグダノビッチのバスケット・カウントと3ポイントシュート、ジョー・イングルスの3ポイントシュートを連続でアシストしたミッチェルの活躍もあり、逆転を許さずに逃げ切った。
ミッチェルはゲームハイの27得点に加え、9リバウンド11アシストとトリプル・ダブル級の活躍でチームを勝利に導いた。試合終盤、チームメートからトリプル・ダブルにはあと1つのリバウンドが必要と言われたという。しかし、ミッチェルは「僕は記録を狙いにいくタイプの選手じゃない。試合にインパクトを与える方法を探しているだけなんだ」と語り、記録のためにリバウンドを取りに行こうとはしなかった。
ベンチから18得点を挙げ、接戦を演じたペイサーズのダグ・マクダーモットは素直にジャズの強さを認めた。「彼らは素晴らしいチームだからどんな小さなミスも許されない。僕らのディフェンスはかなり良かった。だけど、勝つために必要な分の得点を挙げられなかった」
マクダーモットが言うように、ディフェンスは機能していた。しかし、95点はペイサーズの今シーズン最少得点となり、あらためてジャズの守備の堅さが際立った試合となった。