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決勝では、勢いに乗るオーストラリアを下したセルビアと激突

3大会連続金メダル獲得を目標にしているアメリカは、リオ五輪準決勝でメダル候補スペインに82-76で勝利し、決勝に勝ち進んだ。

ゲームハイの16リバウンド、4ブロックで勝利に貢献したデアンドレ・ジョーダンは、試合後、「全員がやれることを可能な限りやった。アップダウンの激しいゲームで、不思議な試合だった。それでも、相手のプレーを止めないといけない時にディフェンスが機能して、点を取らないといけない時にオフェンスが機能した。日曜の決勝でも同じプレーができれば問題はないだろう」とコメント。決勝では、オーストラリアを下して決勝に進出したセルビアと対戦する。

ケビン・デュラントはデアンドレ・ジョーダンに対し、「彼の活躍はすごく大きかった。次の試合でも必要」と話し、親友の活躍を喜んだ。

結果的に決勝まで勝ち上がったアメリカだが、予選ラウンドの数試合で苦戦を強いられた。金メダルをかけて争うセルビアとの予選では、わずか3点差(94-91)で逃げ切るなど、決して油断はできない。

予選は決勝までの練習試合だったかと聞かれたデュラントは、「もし決勝に勝ち上がるための練習だったとしたら、それはそれで構わない。僕たちは、お互いの役割を十分にこなせているよ。早く次の試合をプレーしたい」と、続けた。

今回のメンバーの中で、唯一2008年の北京五輪から参加しているカーメロ・アンソニーは、決勝に向けた意気込みを語った。「あと1試合。このために来たわけだし、金メダル以外のものを持って帰国したくない。僕たちにとって大事な試合になる」

決勝は、現地8月21日に行なわれる。

デアンドレ・ジョーダンは4ブロックショットを記録しゴール下で存在感を発揮。スペインのセルヒオ・ロドリゲスはその威圧感に思わずオフェンスファールを犯してしまった。