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2020年には40歳のガソル、代表での今後は不透明

リオデジャネイロ五輪の準決勝で実現した世界ランキング1位と2位による対決、アメリカvsスペインは、アメリカが82-76で勝利して決勝進出を決めた。

オーストラリアとの3位決定戦に進むことになったスペインのパウ・ガソルは、試合後の会見で次のような発言をしている。

「代表でもNBAのチームでも、常に今回が最後という気持ちでプレーしている。この競技を愛しているし、最高峰のレベルでプレーしたいけれど、年齢を重ねるに連れて難しくなる。ただ、今はまだ高いレベルでやれている」

4年後の東京オリンピック開催時期には、ガソルは40歳を迎えている。現役を続けているかどうかも微妙な年齢だ。「次の五輪の時には、僕も40歳になっている。代表で何年もプレーしてきたし、多くの試合に出場したからね」

代表での去就が気になるところだが、彼は明言を避けた。「来シーズンの状態を見て、今後代表でプレーするかどうかを決める。あっという間に色々と変化するだろうしね」

今大会をケガで欠場した弟のマークは、東京五輪を35歳で迎えるため、大きなケガでもしない限り出場が見込まれている。4年後は時期尚早だろうが、再び代表でガソルがプレーする日が来るかどうか、まずは本人の決断を待ちたい。

17年目を迎えるガソルは3ポイントシュートを習得するなど、体力の衰えを技術で補っている。引退したダンカンの穴を埋めるべく、スパーズでの新シーズンが始まる。